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【体験談】シングルマザーの子育て。気になる教育費は?

シングルマザーが一生懸命働く理由の大きな1つに“子どもの教育資金を貯めるため”ということが挙げられます。子どもが小学校からずっと公立の場合には、家計の収入から教育費を出したいと考えている人も多いでしょう。しかし、なんとなく教育費が支払えるか不安だと思うシングルマザーも少なくないはずです。

そこで、とくにお金がかかるといわれる大学進学時に困ることがないよう、計画的に教育資金を貯める方法を調べました。これからシングルマザーになろうと考えている方は必見ですよ!

■教育資金を把握する

大学進学にはかなりお金がかかりそう…というあいまいな状況で放置しておくと、不安はいつまでも解消されません。果たして今からお金を積み立てていって、教育資金が賄えるかどうかということを前もって計算しておく必要があります。

日本政策金融公庫の「教育費負担の実態調査結果」(2019年)によると、子ども一人あたりの1年間の在学費用が、高校では72.8万円、高専・専修・各種専門学校が144.7万円、短大が138.1万円、大学が151.9万円となっています。

最もお金がかかる私立理系で184.3万円かかる結果となっており、これに入学金が86.6万円かかります。そのため、大学入学から卒業までに800万円ほどかかる計算になります。私立大学理系のなかでも、医学部や歯学部、薬学部はとくにお金がかかるといわれており、大学4年間で2000万ほど必要な大学もあります。

しかし、子どもが国公立の文系を選べば200~400万円で済むところもあります。自宅から通える範囲に大学があればいいのですが、一人暮らしをして通うとなると家賃もかかってきます。少なくとも400万円用意しておく必要はありそうです。

■もらえるお金を教育資金にする

シングルマザーでなくても、児童の親であればもらえる「児童手当」があります。所得制限があるので、全ての人がもらえるわけではないものの、子どもが中学卒業までもらえるお金なので、0歳からこれを積み立てていけばかなりの金額になります。

児童手当の額は以下の通りになります。詳細は「シングルマザーが頼れる支援制度! 児童手当の仕組み、受給資格とその方法」をご覧ください。

0歳~3歳まで…1万5000円

3歳~小学校修了まで…1万円(第1子・第2子)、1万5000円(第3子以降)

中学生…1万円

これらの金額は、月額の計算になります。もし、0歳から中学校卒業までずっと手をつけずに積み立てていけば、合計で約200万円になります。

■教育資金の貯め時を知っておく

子どもが幼稚園や保育園に通っている間、保育料が0~2歳の間は結構かかりますし、保育料無償化を利用しても、私立幼稚園や私立保育園ではその他の雑費や行事費などで意外とお金がかかります。

しかも、子どもが乳幼児の間は何かと育児に手がかかることも多いにも関わらず、仕事をセーブせざるを得ない母親は少なくありません。この期間は、教育資金もなかなか貯めづらい時期ですが、子どもが小学校に入ってからは落ち着き、仕事もできるようになってくる家庭が一般的です。

さらにシングルマザーの場合、児童扶養手当や保育料の減免・免除、所得税や住民税の減免・免除、医療費の助成、交通機関の割引、下水道料金の減免などの支援が受けられる人もいます。またどの家庭においても、所得が決められた額を下回っていれば、自治体から給食費や学用品、修学旅行費の免除(就学援助)を受けられます。

したがって、子どもが小さいうちに無理をして貯蓄や節約を頑張り過ぎると、かえって体を壊してしまうことにもつながりかねません。子どもが大きくなるにつれ働ける時間も確保しやすくなるので、必要な援助や支援をうまく活用しながら家計の収支につなげていくといいでしょう。

■学資保険で貯める…そのほかは?

学資保険は今の時代それほど返戻率はよくありません。つまり、学資保険でお金を積み立てても、返ってくるお金はプラスマイナスゼロかそれを下回る金額であまり得はしない保険が多いです。しかし、受取人は親自身で、名義を子どもにしておくことで、「子どものために使うお金」として確実に積み立てることができる保険です。

個人年金保険や終身保険なども積み立て系の保険ですが、親自身の名義になりますので、つい自分のために使ってしまったり、自分の老後のために置いておきたくなってしまったりしがちです。そのため、あくまでも子どもの教育資金と決めておく保険としては学資保険がおすすめです。

学資保険の月々の金額を決めておきましょう。一般的には、月1万~2万円に設定し、児童手当を使わずに全額学資保険に回すと、それほど家計には響かないはずです。

◎学資保険とは別に1万円を貯蓄する

なるべく子どもが乳幼児のうちに子ども名義の口座を作り、毎月1万円を貯蓄するといいかもしれません。早い人では妊娠中に子どもの学資保険に入っている人もいるようです。それほど、早めに入った方が月々の支払いは安く済むのがこの保険の特徴の1つです。ただし、学資保険で積み立てる額にもよりますが児童手当の額では、大学資金を全てまかなうことが難しいです。

学資保険を月々1万円弱の支払いに設定しているなら、それとは別に月々1万円を子どもの預金口座に振り込むようにすると、目標とする大学費用400万円を貯めることができます。

◎会社の財形貯蓄を利用する

勤めている会社に財形貯蓄制度があればぜひ活用しましょう。給与天引きで決めた額が差し引かれて給与とは別に貯蓄されます。本人が希望したときや退職時に、会社に申請して引き出すことができます。

銀行口座に置いておくとつい使ってしまうことがあるかもしれません。会社に預けておけば簡単に出そうと思わず、気付いたら貯まっていたという人もいます。

◎自動積み立て定期預金を利用する

勤務先の給与振り込みの口座に指定している銀行で、別途定期預金を作ります。そして、給与から毎月決めた額を定期に振り替えて積み立てるようにするのもいいでしょう。定期預金では普通預金のようにATMで簡単に引き出すことができないため、気付いたら使ってしまったというリスクを防ぐことができます。

◎固定費を見直す

貯蓄がどうしても厳しい場合には、固定費の見直しも必要です。より安い物件を見つけるほか、スマホは格安スマホにする、車を手放してカーシェアリングを利用するなどいろいろ方法はあります。

◎奨学金の利用を検討する

子どもの進路によっては、思いのほか学費がかかるという場合もあるかもしれません。そういう場合には、リスクの高い教育ローンではなく、奨学金の利用も検討する必要があります。

奨学金には、返済義務が課せられる貸し付け型のほか、返済しなくていい給付型があります。成績など一定の条件がありますが、子どもに無利子であっても借金を負わせたいと思う親はいないはずです。さまざまなところが給付型の奨学金を用意していますので、自治体や大学などに確認しておきましょう。

■シングルマザーの体験談“実家生活で得た子どもの教育費”

「私は当時3歳の娘を連れて離婚しました。19歳で妊娠、20歳で出産、24歳で離婚。学歴・職歴なにもなし。何か考える余裕もなく実家に転がり込んで私のシングルマザーとしての生活が始まったのです。そんな私が、今だから言える実家生活で得た子どもの教育費についてお話したいと思います。

離婚してすぐに「やりたいこと」や「やるべきこと」についてずいぶん考えました。そのなかから私が第一優先にしたこと。それは「娘の教育」でした。「高卒で学歴のない自分」への劣等感がそうさせたんでしょうね。娘を大学まで上げることが、人生最大の目標になった私は意味もなく自信に満ち溢れていく思いがしました。

第一優先が決まれば、それに向かって進むのみ! 24歳、職歴レストランのアルバイト6カ月だけで始まった私の就活は、介護の仕事を見つけ数週間で終了させることができました。夜勤もあれば早番・遅番もある不規則な介護職。実家生活で両親の援助を受けずにいたら選択肢にも挙がらなかった仕事です。

また、働きながら介護福祉士の資格も取得し自分投資もできました。これは直接的に収入のアップにもつながりました。

娘の教育を第一優先にしたとはいえ、小学校低学年のころはバレエに通わせていたくらいです。6年生にもなると塾に通うようになりました。中学に入って部活が忙しくなると塾に通うことが難しくなり、月謝だけ払って通えない日が増えました。結果的に家庭教師へ移行。出費は増えましたが、夜遅く帰って来る娘の心配料だと思えば安いものだと感じましたね。

中学3年生で娘が決めた進路は、地元ではない私立の女子高でした。その高校を選んだ時点で寮生活も避けられません。頭の中は「寮に〇〇十万円、学費に〇万円、お小遣いはいくら必要?」「奨学金調べなきゃ。高校で奨学金使ってしまったら大学のときはどうなるの?」お金の心配で頭がいっぱいになりながらも「うちは母子家庭だから、私立なんて無理」という言葉だけは何がなんでも言わないと決めました。

そうこうしているうちに、娘は希望の高校へ無事合格。3年間の学費も寮費も奨学金を利用して途切れることなく無事卒業。ホッとするひまもなく高校の次は大学です。もうここまでくれば学費を聞いても頭が麻痺しているようで「大丈夫! なんとかなるよ」とポジティブな言葉で現実逃避も上手になっていましたっけ。

親を頼って実家に転がり込んだ私は、人に言わせれば「甘ちゃん」かもしれません。けど、頼る人がいるなら頼ったっていいと思います。頼れる誰かがいることは素晴らしいことです。実家生活が可能な環境があって、なおかつあなたの第一優先を叶えてくれるなら、周囲の意見なんて気にしないで実家生活を始めることをおすすめします。

「子育て」は長く続きます。手がかからなくなればお金がかかるようになるもの。もちろんメリット・デメリットを挙げればキリがありませんが、実家生活も悪いものではありませんよ」

■シングルマザーの体験談その2“お金が苦しい時期、子どもが「習い事がしたい!」と言ったらどう返せばいい?”

「私の子ども(小6と小3)もよく「友達とスイミングに行きたい!」とか「〇〇ちゃんと同じ塾に行きたい!」と私に訴えてきます。うちはとにかく食道楽なので「スイミングはまた今度にして? そのかわりいつもお手伝いがんばっているからチョコチップクッキー買ってあげる!」など、これでいいのか分かりませんが、目先の欲につらせてケムに巻いています。

月曜など、みんな習い事があって公園にいなかったから寂しい思いをしているような日があれば、就寝前にちょっと一緒にトランプやゲームで遊ぶ時間を作ってあげるなどして、ちょくちょく気にはかけています。習い事は今までもさせたことはありません。

ママも「この子このまま学童ばかりで習い事させなくて大丈夫かな?」と思うことがあると思います。でも優先順位は貯金がダントツで1位! ママがどうしてもさせたい!と考えているなら、どうか資金面で継続できるか否かきちんと逆算してから通わせてくださいね。

子どもの教育費について、悩んでも仕方ないと分かっていても「計画どおりに行くだろうか」「公立受からなかったらどうしよう」なんて先を案じてしまいます。今まさに中3の子の受験を控えている私がその状況なのですが…こうなって初めて気付きました。

親にできることって一緒に悩むことぐらいなんですよね。中3ともなれば自分の勉強法があるし、下手に親が口出しするとやる気をそいでしまいます。

私がやっているのは、子どもが学校の事や友人関係でのことを話しやすい雰囲気作りをしておくこと、そして貯金をしておくこと。たったこれだけです。でもまあ、子どもはイキイキしているし食欲も旺盛で笑顔もあるからこれでいいのかなと思っています。先がどうなるのかハラハラしますが、子どもの持っている物を信じて寄り添い、必要な手助けをすることが大切なことなのではないのかなと思います」

~おわりに~

教育にお金をかける!と決めて頑張っているシンママもいれば、習い事に重点をおかないシンママもいましたね。どちらも正解だと思っています。

子育てしていくうえで、教育費の負担はほとんどの親にとっての悩みのタネです。子どもが大きくなってから慌てることがないよう、早めにコツコツと貯めておくと安心ですね。

(文/ゆー、kaolin、namiki 編集/シンママStyle編集部 画像/123RF)

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カテゴリ:出産・子育て

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