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シングルマザーにとって強い味方! 学資保険のあれこれ

「子どもを一人育てるのには2000万円かかる」などと聞いたことがある方も多いと思いますが、実際、全て私立の学校に通ったとすると幼稚園から大学までの教育費だけで約2500万円かかるとされています。

教育費だけでその金額です。そのほか離れて住むことになれば、生活費や家賃、引っ越し代などもかかってくるのです。子ども一人育てるのにはお金がかかるというのが現実としてあるのです。

離婚をして、今後一人で子どもを育てていくといった場合、なおさらきちんと教育費を蓄えておく必要があります。そんなときにおすすめなのが学資保険です。今回は、学資保険について紹介したいと思います。

・学資保険とは?

子どもの入学金やそのほか学習費を準備するための貯蓄型保険のことです。

■学資保険は本当にメリットがあるのか

母子家庭の場合は学資保険に入ることをおすすめします。上記で説明した通り、子どもを育てるには莫大な費用がかかります。もちろん、進学塾に通ったり、私立中学・高校、私立大学に通ったりする場合、さらに大学も学部によってはさらに莫大な教育費がかかります。

それを賄うのが学資保険です。子どもの教育費を確保する目的で、親や祖父母がかけます。

◎学資保険のメリット

◇貯蓄性が高い商品のため貯金が苦手な人も手軽に始められる

◇子どもの怪我や病気の保障もつけられる

◇子どもの成長に合わせて給付金が受け取れる

◇税金控除の対象になる

◇契約者が死亡しても給付金は受け取れる

学資保険の最大のメリットは契約者に何かあった場合に、その後掛け金が支払われなくても、満額の保険金が受け取れることです。学資保険の主な目的は貯蓄と、保護者に万が一のことがあっても教育資金だけは準備が出来ることです。

◎学資保険のデメリット

◇途中解約すると元本割れになる

◇保障のつけすぎで元本割れになるリスクがある

◇月々の保険料が高い

途中解約が基本できないため、貯金が苦手な人も貯蓄ができるのですが、万が一途中解約をしてしまうと元本割れしてしまうリスクがあります。

■学資保険の選び方

学資保険も保険ですから貯蓄型と保障型があります。しかし学資保険に保障を付けると元本割れする危険があります。保障が厚いと満期時の受取額が少なくなる傾向もあります。

母子家庭の場合、自治体で「義務教育就学児医療費助成制度」や「乳幼児医療助成制度」もありますので、こちらを利用すれば医療費も実費がかかりませんから、学資保険にわざわざ保障を付ける必要はありません。

◎返戻率に高いものを

学資保険には、返戻率というものがあります。例えば100万円の保険料を払いこむと、104万円が満期で戻って来るというものです。できるだけ返戻率が高いものを選ぶ方がお得ですね。

学資保険の保険料の支払い方法は、10歳・15歳・17歳・18歳払済コース、月払い、年払い、一括払いなどがあります。ただ注意したい点は、返戻率が一番高いのは子どもが10歳までに保険料を支払い済みの場合です。

でもそうなると、月々の保険料は高くなりますよね。余裕がある方におすすめのプランといえます。

■保険料は早めにかけ始めよう

学資保険も子どもが小さいうちからかけ始める方が保険料も安くてすみます。一般には1歳の誕生日を迎える前から始める方が多いです。

注意点としては、離婚前ならかけ始めていて契約者が夫だった場合、離婚後契約者変更をして切れ目なく保険料を払わなければなりません。また、契約者変更をしていない場合、保険金の受取人が夫になることもあり得ますから注意して下さい。

■保険金の受け取りタイミング

保険金は、一般的に高校入学時や大学入学時に給付金を受け取れるように設定する方が多いです。入学のときに合わせて受け取れれば助かるのですが、給付金は満期時にまとめて受け取る方が、給付額がアップする仕組みになっています。

つまり、大学まで通うのであれば大学入学時に設定する方が断然有利だということになります。

■シングルマザーが学資保険に入る際の注意点

では次に、シングルマザーだからこそ気をつけたい、学資保険の注意点を解説します。

◎親権がないと申し込めない!?

学資保険は、お金を受け取るその子どもの親が契約する保険です。そのため、親権がないと契約することができません。親権をどちらが取るか話し合いで決まらなかった場合は、調停協議をすることになります。

◎支払い能力は十分にある?

払い続けられず、途中で解約……なんてことが起きないように、自分の支払い能力としっかり相談することが大切です。例えば、月々1万円の支払いをすると、満期には200万円ほどの受取額になります。出費がかさむ時期も払い続けないといけないので、余裕を持った金額設定をしましょう。

◎病気だと申し込めない!?

持病があると加入できないというのも学資保険の注意点です。しかし、持病の告知義務は過去5年のため、6年後には加入することができます。また、一度持病で断られてしまった場合も、違う保険会社では申し込めるケースもあるため、諦めずに相談してみるのがいいでしょう。

■離婚後、学資保険を勝手に解約された!?

離婚した後に学資保険が勝手に解約されていた、子どものための貯金なのに全部使われてしまったなどというトラブルがあります。そうならないための対策や、もしそうなってしまった場合の手立てについて紹介します。

◎学資保険を勝手に解約されないための対策

・名義変更

親権を持つのは母親になっても、離婚前に契約した学資保険の契約者が父親のままだと、勝手に解約されてしまう恐れがあります。

契約者でない方が親権を持つことになった場合、離婚後すみやかに名義変更をする必要があります。代理変更も可能ですが、なかには契約者本人でなければ変更できなかったり、また、名義変更自体が難しい保険会社もありますので、契約している会社に問い合わせ、確認してみて下さい。

・財産分与する

学資保険を一旦解約して受け取った金額を財産分与として分けるという方法もあります。

しかし、途中で解約すると満期で受け取るよりも返戻率は低くなったり、新たに学資保険を契約しようとしてもできない場合もあります。また、契約者の年齢が高くなるほど、毎月払う保険料が高くなったり、医療特約の制限がかかったりと不自由な点がでてくることも考えられます。できれば途中で解約せず、名義変更することがおすすめです。

■勝手に解約されてしまったら?

・財産分与として請求する

保険料を両親2人で支払っていた場合、学資保険も夫婦の共同の財産とみなされ、財産分与の対象になります。

もし、保険料を支払っていたのが夫のみであった場合、残念ながら使われてしまった学資保険を取り戻すのは難しいです。なくなったお金を取り戻そうと考えるより、養育費として毎月きちんともらうなど、離婚後にきちんと払ってもらえるよう手続きすることを考えほうが賢明です。支払いが滞らないよう裁判や公正証書等で法的拘束力をもって約束させるようにしましょう。

・今後のことを考える

子どものためのお金を使われてしまうのは本当に悲しいし、怒りも湧き上がると思います。しかし、先にも述べたように、相手が保険料を払っていたときなどは返してもらうことは難しいのが現状です。

経済的に不安になるなか、なんとか返してほしい!と思う気持ちは当然だと思いますが、子どものお金を自分で勝手に使ってしまうような人に怒りを抱き続けるのはエネルギーの無駄遣いです。

大切なのは、これからの生活、これからの子どもと自分のことを考えることです。泣き寝入りしろとは言いませんが、諦めも肝心。過去のことに囚われずに、前を向いて今後のことを考えましょう。

■お金のことで困ったら、無料法律相談を利用

離婚時のお金のことで困ったら、専門家に相談するのが一番です。財産分与は離婚後2年以内であれば請求することができます。もう離婚成立しているからと諦めず、専門家に相談してみましょう!

・法テラス

法テラスは、国民が法的制度を利用しやすくなるようにと作られた公的機関です。3回までの相談が無料というのは聞いたことがある方もいると思うのですが、収入によっては実質費用全額無料になることも!(ただし、刑事事件は無料相談の対象外なので注意が必要です。)

・自治体の制度

自治体によってはひとり親の支援制度の一つとして、ひとり親が無料で法律相談をできる制度があるところもあります。また、ひとり親に限らず、法律相談を受け付けているところもあります。

このような無料の法律相談を利用して、専門家にアドバイスをもらいましょう。

☆まとめ☆

母子家庭では貯金がなかなか大変です。しかし、子どもの教育費だけはなんとか確保しておきたいですよね。そこで子どもが生まれたら、早いうちに学資保険に入りましょう。掛け金も少なくてすみますから、家計への影響も限定的です。貯蓄性が高く、解約にも縛りがあるので貯金が苦手なシングルマザーにはもってこいの商品です。

学資保険は大学入学時までの貯金と割り切って考え、その他の貯金もやっていきましょう。

(文/ぶー、ルーミス 編集/シンママStyle編集部 画像/123RF)

カテゴリ:出産・子育て

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