出産・子育て

働くシングルマザー必見! 保育園のあれこれ

シングルマザーは夫婦で離婚協議などをして精神的にも参っている状態でも、離婚後すぐに着手しなければならないことがあります。それは住所変更や健康保険、年金といった変更手続き、さらに急いでやらないといけないのは未就学の子どもがいれば保育園の入園手続きです。子どもの預け先が決まらないと仕事もできませんから……。

今回は保育園事情についてご紹介します。

■悩みが尽きない保育園選び

シングルマザーが悩むのはひとり親の状況で小さな子どもを保育園に預ける不安でしょう。シングルマザーは正規社員・パート・アルバイトとさまざまな仕事に従事しています。とくに正規社員は子どもを預ける時間が長くなりがち。

職場の近く? 家の近く? 実家が近いのならやはり実家近く? 保育料は?など条件を考えると悩みはつきません。

保育園には、認可保育園と認可外保育園があります。

◎認可保育園

保育士の人数、資格の有無、設備内容、保育内容などが国の基準を満たした保育園で、保育料が比較的安いのがメリットです。しかし、人気が高く、なかなか入ることが難しい面があります。保育時間多くは7時半から16時で、地域によっては19時まで延長も可能です。

◎認可外保育園

都道府県の認可を受けずに運営している保育所です。直接入園申し込みをします。比較的入園のハードルが低いのはいいのですが、保育料は割高になります。また、認可外ということで運営に問題がある保育園もあるようです。

施設により24時間保育可能なところもあり、院児保育も併設したところもありシンママには大変便利だといえます。とくに24時間保育なら夜間の仕事でも安心して預けられるというメリットはあります。

■入園前にチェックすべき点

子どもを預けるにあたり目的を持って下見をすることが重要です。

例えば、

保育延長は対応してくれるのか?

急な残業でも大丈夫か?

連休や年始年末の預かりは可能か?

子どもが安心して過ごせる生活環境か?

食物アレルギーをもつ子どもでも対応してくれるのか?

子どもが病気になったときの対応は?

こうしたことを見逃してあとで問題が起こったら、保育園とトラブルになるケースが大変多いからです。とくに園長先生がどういった人物で、どのような理念で保育園を経営しているのかは重要です。

子どもを安心して預けることができなければ、仕事だって落ち着いてできませんからね。ましてやひとり親ならなおさらです。

■認可保育園に入園手続きする場合は?

認可保育園への入園手続きは、市町村の役所の子ども課や希望する保育園で必要な書類手続きを行います。内定が出たら、面談や入園前の健康診断などがあります。仕事に就いている場合は就労証明書、勤務時間、会社名、所在地などの書類も提出します。

もちろん求職中でも問題ありませんが、2~3カ月以内に就労証明書が提出できるといった条件と求職活動申立書、ハローワークカードなどを提出する必要があります。

つまり、定められた期間内に仕事が見つからない場合は、最悪保育所を退所することになるのです。求職中は優先順位も低くなるため保育園が少なめの地域では入園が厳しくなる傾向があります。

■保育所にスムーズに入園させるには

日本では保育所が足りず、一方で保育士も足りないという悪循環があります。離婚することが決まったら、仕事よりも先に保育所を探しておく方がいいでしょう。仮に空きがなくても待機児童になるので、仕事が決まるまでには入園が可能になることもあります。

保育園にスムーズに入れるかどうは地域によっても差があります。人によっては離れた保育園まで子どもを預けるシンママもいます。引っ越しもそういったことを考慮する必要がありそうです。

もし保育園に入れなかったら、いったんは認可外保育所に入園させて働き始める選択肢もあります。

■子育ての新たなトレンド! スマート保育園って??

スマート保育園をご存じですか? 2019年の育児業界に影響を与えた人や商品、出来事などを表彰する「第12回ペアレンティングアワード」に選出された、最新テクノロジーを導入した新たな保育サービスです。

ここでは、そんな子育ての新トレンド、スマート保育園についてご紹介していきます。

■スマート保育園ってどんなところ?

現在保育現場では慢性的な人で不足や、労働環境の過酷さが問題視されています。人材が確保できないため、保育園に入園できない待機児童問題もよくニュースに取り上げられていますよね。

そこで、保育業務の負担や品質を向上させるために登場したのがスマート保育園です。AIやICTなどの最新テクノロジーを導入し、保育士の心と時間のゆとりを向上させ、子どもと触れあう時間を増やし、保育の質向上を目的としています。

スマート保育園が最新テクノロジーで導入するサービスには以下のようなものがあります。

・ヘルスケアサービス

・フォトサービス

・ICTサービス

それぞれのサービスについて、詳しくご紹介していきます。

◎ヘルスケアサービス

ヘルスケアサービスでは最新テクノロジーを利用した体温チェック、午睡チェックが行われます。

◎フォトサービス

子どもの写真や動画をオンラインで購入できるサービスです。保育園での活動を保育士が専用アプリを利用して写真や動画で撮影すると、自動でアップロードされ、保護者がその動画や写真をスマートフォンで閲覧できます。

AIが顔認識機能で子どもの写真を自動で選出し、一覧に表示してくれるので、保護者の写真選びの時間も短縮されます。購入した写真はサービスを提供している「ルクミー」がプリントし、郵送で自宅に届けてくれます。

普段見ることのできない保育園での活動の様子をみることができるのは嬉しいですよね。

◎ICTサービス

ICTサービスでは保育士のシフト管理や登園・降園管理、電子連絡帳などを行うサービスです。

●登園・降園管理

保育園内に設置された専用タブレットと、専用アプリから登園と降園の打刻をすることができます。ICカードをなくす心配がなく、打刻待ちで混雑する心配もありません。正確な延長保育料金の計算や出力もしてくれるので、安心して利用することができます。

●帳簿管理

専用アプリから園児の情報を簡単に登録することができます。年度の更新ごとに記入していた紙の児童票(園児台帳)を提出する手間が省けます。

●電子連絡帳

保育士が記入した連絡事項を、保護者のお迎え前にお届けするサービスです。お迎え前に連絡帳を読むことで、保育士とスムーズに会話することができます。連絡には体温や便の回数、機嫌などのほかに写真を添付することもできるので、より園での様子が伝わりやすくなっています。

●園からの連絡

園からの連絡もアプリで受け取ることができます。園全体の連絡はもちろん、一人一人個別の連絡も受けることができるので、重要な情報もスマートに受け取ることができます。

■スマート保育園の保育理念や目標は?

保育園も園によってさまざまな特色がありますよね。とくに、保育理念や保育目標は子どもを入園させる際に参考にする方も多いのではないでしょうか? そこで、スマート保育園の保育理念や保育目標についてご紹介していきます。

◎保育理念

保育理念とは、その保育園のコンセプトをまとめられたものです。保育理念を読むと、保育園がどのような目的があって運営されているのかが分かります。では、スマート保育園の保育理念についてご紹介していきます。

1.児童の最善の幸福を追求します

2.地域社会と協力し、児童福祉の充実を図ります

3.理論と実践の相互啓発による先進的保育を行います

4.家庭との連携を基に、保育園と家庭との安定した関係を構築し、豊かな人間性を持った子どもの育成を図ります

5.一人一人に対する愛情と安心感のある、家庭的な保育を行います

上記を簡単にまとめると、「子ども一人一人を大切にし、家庭や地域から信頼され愛される保育施設を目指している」ということのようです。

◎保育目標

保育目標は「どんな風に園児を保育していくのか」という目標のことです。では、スマート保育園ではどんな風に園児を保育しているのか、保育目標についてもご紹介していきます。

1.丈夫な身体、元気な子どもを育てます

2.みんなと仲良く遊べる子どもを育てます

3.自分で考えて行動できる子どもを育てます

4.自然や命の大切さが分かる子どもを育てます

子どもが大きくなるまでに身に着けてほしい、社会性や命の大切さ、行動力などを身に付けることを目標に保育が行われているようです。スマート保育園に入園すると心が豊か子どもに成長することができそうですね。

◎スマート保育園での生活は?

これまでスマート保育園の概要についてご紹介してきましたが、実際はどんなことをして過ごしているのか、気になりますよね! そこで、スマート保育園での生活の様子について少しご紹介していきます。

スマート保育園では生後6カ月~未就学児の保育を行っています。年齢ごとにぴったりな教育や食育の狙いが決められていて、子どもの身体と心の成長を促しています。

例えば、0歳児の保育では生活リズムを重視し、生理的欲求を満たすことをねらいとし保育していますが、1歳児になると自由に身体を動かすことを楽しむ、3歳児になると友達との関わりを楽しむことを狙いとし保育が行われます。

また、季節行事も頻繁に行っていて、クリスマスには先生がサンタクロースに扮してプレゼントを配って子どもたちを楽しませたり、ハロウィンには子どもたちが仮想をしてパーティーを行ったりと、子どもたちが楽しめる工夫がされています。

給食は園内調理なので、出来立ての美味しい給食を食べることができます。先生も同じ給食を食べているので、子どもたちはお昼ご飯の時間も楽しく過ごしているようですよ!

■スマート保育園ってどこにあるの?

これまでスマート保育園についてご紹介してきましたが、「スマート保育園ってどこにあるの?」、「興味があるから見学に行ってみたい」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

現在、スマート保育園は埼玉県のせんげん台と三郷市に2園開園されています。20年にスマート保育園のモデル園となる保育園を全国で募集開始しているので、今後全国にスマート保育園が増えていくことが予想されます。

■仕事と子育てを両立! 夜の保育園・トワイライトステイって?

トワイライトステイとは、保護者が仕事などの理由で夜間帰宅できなくなったときに、子どもを児童養護施設などで一時的に預かってもらえる制度です。各市町村が主体となって行なっており、一般的には18時〜22時の間で預かりをしています。

預かり内容は自治体によってさまざまですが、食事が出たり、生活の世話をしてもらえるのが主な内容です。なかにはそのまま施設に宿泊できる自治体もあります。

自治体が主体となっている制度なので、ベビーシッターに預けるよりも料金の負担が軽くなります。ベビーシッターは1時間あたり2000〜3000円といわれているのに対して、トワイライトステイは高くても1時間1000円ほどで、ベビーシッターの半額以下で利用できます。

ひとり親のシングルマザーにとって、仕事の関係でどうしても家に帰れない、かといって近くに頼れる人もいない……という状況は珍しくないのではないでしょうか。

(文/ルーミス、千尋 編集/シンママStyle編集部 画像/123RF)

カテゴリ:出産・子育て

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