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【体験談】未婚のシングルマザーになる決断、その苦悩と決意とは? 

夫との死別または離婚によってシングルマザーになるのではなく、もとから未婚のまま出産をした、いわゆる「未婚シングルマザー」が急増しています。いろいろな事情を抱える未婚シングルマザーですが、実際に妊娠・出産するのはどれくらい大変なのでしょうか?

今回はそんな未婚のシングルマザーの実情や体験談も含めてご紹介します。未婚シングルマザーの方だけでなく、近しい人が未婚シングルマザーだという人にも読んでほしい記事になっています。

■未婚のシングルマザーにはいまだに偏見が…

未婚のシングルマザーが珍しくない時代になってきたものの、未婚のシングルマザーに対する偏見の目がいまだに根強いことも事実です。女手一つで家庭を守るシングルマザー。そのことに対する社会の理解は進んでいるものの、シングルマザー、とくに未婚のシングルマザーにはいまだにネガティブなイメージが付きまとっているようです。

また、社会的な信用が得られ難いという現状があります。社会的な信用がないとクレジットカードの審査や、銀行で融資における審査が通り難くなったり、通らなかったりということがあるようです。

また話は少し変わりますが、未婚のシングルマザーは寡婦控除という税金が安くなる支援制度が受けられず、税金が高くなってしまいます。

◎未婚のシングルマザーであることの悩みとは?

シングルマザーの5割以上が安定した収入を得られない非正規雇用だといわれています。そのため、上述のようにシングルマザーであることで社会的な信用が得られ難く、クレジットカードの審査や銀行で融資を受ける際に不利に働いてしまうようです。

また、未婚のシングルマザーは過去に男関係で問題があったのではないかと周囲から勝手にレッテルを貼られてしまうことがあるようです。

また昨今、日本に溢れる自己責任論はシングルマザーにまで及び、貧困状態にあるシングルマザーに対し「離婚した自分が悪い」や未婚のシングルマザーに対しては「生んでしまったのがいけない」などの心無い意見が寄せられることがあるそうです。

貧困状態にあるシングルマザーが多く、そのこと自体が悩みであり、そのことに対する社会からの理解の無さがさらに大きなシングルマザーの悩みの種になっているようです。

■未婚のシングルマザーとして妊娠するって大変!?

もちろん未婚のシングルマザーとして出産することは不可能ではありませんが、やはり既婚で妊娠・出産するよりも大変です。

そして、未婚のシングルマザーとしての妊娠・出産には、家族や友人のサポートが必要不可欠となります。夫のサポートがない分、一人では心細く、責任も大きくなります。少しでも周囲の人に手伝ってもらうことができれば負担も減りますし、気持ちも楽になります。やはり妊娠よりも出産後の子育ての方がより大変なので、覚悟しておくことが必要です。

また、妊娠・出産の流れのなかで、気弱になってしまうことは避けましょう。メンタルを強く保ち「大丈夫、自分ならできる」という強い自信と信念を持って進んでいくことをおすすめします。

■未婚のシングルマザーがマタニティブルーを感じやすいのはどんなとき?

妊娠・出産を一人で乗り越えるシングルマザーは、人一倍強いマタニティブルーに陥っても不思議ではありません。ここでは、シングルマザーがマタニティブルーになりやすい時期や場面をご紹介していきます。

同じ不安を抱えているのは自分だけじゃないと知っておくだけでも、だいぶ心が楽になりますよ。

◎つわりがつらいとき

妊娠初期には多くの人がつわりを経験します。つわり中は、食事がほとんど喉を通らなくなる人もいれば、常に何かを食べていないと気分が悪くなってしまう人もいます。また、ときどき吐いてしまう程度という人もいれば、水すらも飲めない状態になり入院になってしまう人も。

人によって症状の重さは異なりますが、何をするにもとてもつらい時期です。こうした苦しい状況が長期間続くと、身近に支えてくれる夫という存在がいないことが余計に心細く感じられるかもしれません。

ですが、一人だからこそ家事を最小限に抑えられることはメリットのひとつ。「他の家庭は夫が手伝ってくれているんだろうな」と羨ましく感じるかもしれませんが、夫からつわりの苦しみを分かってもらえずに苦しんでいる人もたくさんいることは知っておきましょう。

◎妊婦健診に夫婦で来ている人を見かけたとき

妊婦健診に出かけると、ときどき夫婦で来院している人を見かけることがあります。二人で出産を心待ちにしているような幸せそうな顔を見ていると、つらい気持ちになってしまうかもしれません。これから出産までの不安をひとりで背負っていかなければならないシングルマザーには、こうした何気ない光景が眩しく見えてしまうことがあります。

気にしないのが一番ですが、どうしてもつらいと感じてしまう場合には女性しか立ち入れない産院を探してみるのもおすすめです。

◎周りから夫の存在を聞かれたとき

妊娠に関する手続きでは、夫について問われる場面が必ずあります。または、夫がいる前提で話を進められてしまい気まずい思いをすることがあるかもしれません。

一部には上述したように偏見から、悪意をぶつけてきたり詮索してきたりする心無い人もいるかもしれませんが、多くの人は決して悪気があるわけではないため聞き流すことも大切です。このようなやりとりは、おそらく今後何度も発生するので軽く捉えるようにしましょう。

◎出産準備に経済的負担がかかるとき

妊娠すると、定期的な妊婦健診に予想以上に費用がかかることに驚くかもしれません。検査内容にもよりますが、通常時で約2000〜3000円、より精密な検査をするときは5000〜1万円ほどかかるときもあります。

さらに、出産時期が近づいてくるとベビーグッズもそろえなければなりません。オムツやミルクなどのこまごました出費のほか、抱っこ紐やベビーカーなどの大きな買い物も必要になります。十分な貯蓄がないシングルマザーは、こうした出費がかかるほど追い詰められていくような気持ちになってしまうことも。

出産後に使える補助金などをよく調べておき、スムーズに手当を受けられるように準備しておきましょう。

◎出産が近づいてきたとき

出産が近づいてくると、やっと我が子に会えるという喜びが大きくなる反面、これから背負う責任の大きさに押しつぶされそうな気持ちになってしまうかもしれません。また、妊娠後期に近づくにつれて安定していた体調が崩れ始める方も。

身体が重くあちこちに痛みを感じるようになったり、眠れなくなったりする人もいれば胃が圧迫されてまたつわりのような症状がぶり返してしまう人もいます。

体調が悪くなると精神も不安定になりがち。休めるときは休みつつ、出産に備えてできる限りの準備をしておきましょう。

■マタニティブルーを乗り越えるためにはどうしたらいい?

マタニティブルーが重くなるとうつ病につながるケースもあります。ただでさえ環境の変化が大きいシングルマザーはとくに気を付けたいこの時期。乗り越えるために大切な心構えについてご紹介していきます。

◎自分の決断に誇りを持つ

シングルマザーになることを覚悟のうえで子どもを産むと決めたとき、周囲はどのような反応をしたでしょうか。おそらくその決断を後押ししてくれる人ばかりではなかったと思います。

それでも産むと決めたのは紛れもなくママ自身の意思のはず。ママはお腹に宿った命を守れるただ一人の存在です。

マタニティ期間は、プレッシャーに押しつぶされそうになるときもあるかもしれません。また、現在に至るまで恋人や元夫との別れなど、さまざまな環境の変化があった方もいるはず。そんななかでも、子どもの命を守るという何物にも代えがたい決断をした自分自身に、もっと誇りを持って過ごしましょう。

◎かけがえのない存在ができることに思いを馳せる

今後母親として子どもを守っていけるのかというプレッシャーは、多くの人がマタニティブルーのときに感じるもの。とくに、シングルマザーは自分ひとりで子どもを育てていかなければならないため、より強いプレッシャーを感じてしまうかもしれません。

今は自分にそんなことができるのか不安に思うかもしれませんが、ひとりでも子どもを産むと決意できた責任感の強い方なら必ず乗り越えられます。

また、守るべき存在ができるというのはとても幸せなこと。プレッシャーや大変なこともあるかもしれませんが、子どもはそれ以上に幸せを与えてくれるかけがえのない存在です。誕生後の生活に思いをめぐらせながら過ごしていきましょう。

◎隣の芝は青く見えるということを理解する

マタニティのシングルマザーのなかには、決して望んでシングルになったわけではない方もいらっしゃるかと思います。そんなときに町中で子連れの夫婦を見かけるとつらい気持ちになってしまうかもしれません。

もちろん、夫婦円満な家庭や、家事や育児に協力的な夫がいる家庭もなかにはあります。ですが、幸せそうに見えていても性格の不一致により夫婦仲がうまくいっていない家庭や、夫が家事や育児にまったく協力してくれずワンオペ状態のママもいます。

そうした人から見れば、むしろシングルマザーは夫に気を使わずのびのびできて羨ましいと思っているかもしれません。

家族のかたちに関わらず、家庭ごとにそれぞれの悩みがあります。表面的なところだけを見て比較して落ち込むのはとてももったいないこと。それよりも、生まれてくる子どもと幸せな家庭を築いていくことを考えましょう。

■シングルマザーの体験談“突然、未婚シングルマザーになることに。不安をどう乗り越えた?”

ほとんどの未婚シングルマザーは、予定せず子どもができ、想定外に結婚をしないことになった人だと思います。私もそのひとりです。とくになんの計画もなくシングルマザーになることは、本当に覚悟を決めないとできません。

また、妊娠中に彼と別れることになった人も多いでしょう。妊娠と出産を一人で乗り越えるのはとても不安ですよね。そこで、未婚シングルマザーの不安の乗り越えた体験談をご紹介します。

◎妊娠・出産の不安

「妊娠中から彼との認知や養育費の話し合いが始まるので、そのことにまで気を張らないといけません。私は、妊娠や出産の時期に認知や養育費の話し合いで精神をすり減らすのが嫌で、出産後でもなんとかなるだろうと思い、妊娠中は養育費や認知について考えることを一切やめました」

◎お金の不安

「未婚シングルマザーは妊娠期間にすでに一人であることが多いので、出産費用も自分で支払う人がほとんどでしょう。妊娠中はただでさえまともに働けないのに、病院代や赤ちゃんグッズ代、生活費と出費ばかりです。

私は妊娠期間中、すでに退職しているときにシングルマザーになることが決まったので、お金のことはとくに不安でした。産後働けるようになるまで収入はゼロです。ときどきフリマアプリを利用していましたが、お小遣い程度にしかなりませんでした。

それでも、残りの預金残高を毎月確認して「これなら産後働くまでなんとかなる!」と自分に言い聞かせていました」

◎仕事の不安

「育休・産休が取れて職場に復帰できる人はまだいいですが、仕事をしていなかったシングルマザーはとくに大変ですよね。子どもがいないときにように、すんなりと就職先が決まりませんよね。

私は当時無職のままシングルマザーになったので、仕事が決まるまでは「本当に大丈夫かな?」と毎日不安でした。結局、まだ子どもが0歳だったので融通の利く会社にパートとして入社しました。あの頃は「就職先に高望みはできないな」と思いながら求人を探していました。

仕事をして収入を得ないと、子どもを養っていけないので、シングルマザーの踏ん張りどころでした」

◎子育ての不安

「未婚で子どもを産んだため、子どもを父親と合わせていない私は、子どもの成長を一緒に喜び合うパートナーがいません。未婚シングルマザーの寂しいところです。

そのため、自治体が運営する子育てサロンに出かけて友達を作ったり、保育園の先生に相談したり、私の母に相談したりと周りの人に助けられながら子育てをしてきました。

パートナーがいないからこそ、周りに子育てを支えてくれる人を見つけないといけません。ネットで検索するだけでは分からないことがたくさんあるので、市役所にもよく相談に行っていました。

周りに誰かがいてくれるだけでも「とりあえずなんとか子育てできる!」という自信が持てるので、環境づくりは大切だなと思います」

☆最後に☆

未婚シングルマザーになると不安だらけの日々が始まります。未婚シングルマザーはある程度の覚悟が必要ですが、あまり気を張っていてはしんどくなってしまいます。

「とりあえず生きていたらなんとかなる!」というぐらいの気持ちを持っていた方が、不安や困難にも乗り越えやすくなるのではないでしょうか。

悩んでどうしようもないときは、SNSで気軽にシングルマザーの人とつながることもできます。ツイッターやインスタ、ブログをしていると、似たような境遇の人がたくさんいるので、未婚シングルマザーとして生きていく励みにもなるでしょう。

未婚シングルマザーになったからといって、気を張らず「なんとかなる」くらいの気持ちで頑張りましょうね!

(文/こまち、あやん 編集/シンママStyle編集部 画像/123RF)

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カテゴリ:出産・子育て

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