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10歳以降はほぼ別人? 子どもの反抗期に取るべき親の行動

シンママStyle編集部

子どもの成長って嬉しいですよね。よちよち歩いていたのがいつの間にか走ったりジャンプしたり。ママの後を付いてきていたのが、一人で小学校に行けるようになったり…。シングルマザーとして忙しい毎日を送っている中で、それは無二の癒し! ひとりでできるようになることが増えるたび、ママを喜ばせてくれたり、少しさみしいような気持ちにもさせてくれます。

だけど成長の過程には、長い付き合いの親でさえ対応に手を焼く時期があります。それは反抗期。世の子どもの過半数は、この反抗期に入ると親と話さなくなったり、突き放すような態度を取るようになります。

それでは、反抗期に親にできることは一体何なのでしょう?

■反抗期とは?

反抗期とはなんなのでしょうか? 身体的な変化が現れだした頃、同時に攻撃的な態度を取ったり、親に歯向かったりすることを一般的に反抗期といいますが、反抗期を迎えた子どもたちに一体何が起こっているのでしょう?

反抗期を迎えた体。多くの子どもには急速なホルモン分泌による身体的変化が現れるとされています。男の子だったら背が伸びたり骨格がしっかりしてくる。女の子だったら女性らしい体つきになります。こういった身体的な成長を促しているのがホルモンです。

だいたい10歳から25歳くらいまでは、成長するにあたって性ホルモンの分泌が盛んなのだそうです。体が大人になっていくことを助けるこの性ホルモンが、さらに脳の発達を促す。この際に生まれる自立心が、親への反抗という形でメンタルに現れるといわれています。

また反抗期はホルモン分泌が盛んに始まり、まだその状態に体が慣れていない時期であるといえます。

■単なるナマイキ? いいえ、脳の発達です

長男が10歳になったくらいのときでしょうか。いままでニコニコと温和なタイプだったのに、急に「ママ、メイク濃いとすっごいおばさんみたいだよ」と私に注意してきたのです。正直かなり頭に来ました。心の中は「もう1回言ってみ?」です。

しかし、抑えて「そうかな~」といなしていると、「そうに決まってるでしょ? 目悪くなったんじゃないの」と追撃が来て、思わず「うるさいなぁ。ほっといてくれる!?」と自分が反抗期みたいなことを言ってしまったのを覚えています。

親としてはショックでした。子どもが別人のようになったかのようで、それを認めたくない気持ちでいっぱいになりました。

反抗期の子どもの脳はみるみるうちに発達しているといいます。さらにホルモン分泌によりシナプスという神経伝達物質の働きが急激に盛んになり、どんどん新しいことを覚えていきます。その急激な成長によりイライラしたり、豹変ともとれる性格の移り変わりが見られ始めます。

しかし反面で記憶力が良くなったり、物事の全体をとらえられるようになったりと、乳児・幼児期には見られなかった成長を成し遂げます。

反抗期の子どもの発言にトゲがあったりストレートすぎたりするのは、それだけ子どもの物の見方が変わってきたという証拠。でも言い方に気を付けるほどまだ大人ではないので、ついママを立腹させてしまう。

そしてママが「今までもっと子どもらしかったのに! ナマイキ!」と思えるようなこともいいます。この時期の親と子どものすれ違いは、子どもの脳からの急激なホルモン分泌が原因なのです。

■反抗期の子どもの気持ちの変化と人間関係

私は反抗期を迎えたママたちで集まってよく文句の言い合いをします。「子どもの態度にムカついて食べまくっちゃう!」「イライラがピークに達したら暑くもないのに汗が出る!」しかしよくよく話してみたら、あ~私たち更年期だった(笑)などというオチでお開きに。そう、反抗期と更年期はほぼ同時期なのです。

ママの体にホルモンの乱れが起きている頃、子どもの体にもホルモンの分泌が始まると先ほどお伝えしましたが、その抗えない環境に彼らのメンタルはどう変化していくのでしょうか?

反抗期の子どもたちの心には、不安と恐怖がいっぱいです。自分の体の変化に戸惑い、人と比べて不安になります。背の高さや足の長さ。顔面偏差値や身体能力まで、今まで見えなかった自分との違いが見えてくるのです。それだけ社会に対するアンテナが発達するんですね。

そしてこの時期、中学に入ると数字で人の順位が明らかになります。そう、成績です。数字により位が決まり、結果を見ては一喜一憂。まだ勉強のコツも分からないため、成績が上がらないとイライラします。自信、強いては自己肯定感も喪失しそうになります。

そこへ親の「勉強しなさい」の声。返事はもちろん「分かってる!」。この時期は親にとってもつらい時期。5段階評価で分けられていた成績がもっとリアルになり、順位が低いと親も不安になります。子どもがリビングでのんびりゲームしているとイライラ。

私にも経験があり、反抗期の長女にハッキリと言われました。「ママには中間も期末もないんだから黙ってて」中2の2学期くらいの出来事だったと思います。子どもが、精いっぱい自分の中でも悩んでいろいろ工夫して勉強をしている時期でした。

とくに当時の長女の周りは自己主張が強い子が多く、さらに各々が好き勝手な発言をするので担任は手を焼き、ほぼクラス崩壊していました。

反抗期の子の人間関係は自己主張のし合い。気づかいし合う大人の人間関係よりもずっと複雑でストレスも多いことでしょう。いま次女が中2になり、やはり自己主張の強い者同士の友達関係に毎日疲れています。

子どもの親に対する反抗の裏に、友達関係や部活動での人間関係がもたらすストレスが反映されていることは間違いありません。

■子どもの反抗。そのとき親が持つべき考え方・取るべき行動

シングルマザーだと、子どもの成長に対する責任感が押し勝って、成長を見守るという行動になかなか移せないことがあります。例えば、子どもの反抗を人間としての未熟さととらえ、このまま大人にさせるわけにはいかない!と、自然と言動が子どもの態度を否定したり修正しようとする内容になります。

「親に対してなんて態度なの!」「そんな態度でいたら友達できなくなるよ!」など、私も言ったことがあります。

でも子どもには何も響いておらず、むしろこちらの話を聞いていないように見えました。しかしその実は違っていました。子どもは親に言われることは自分でもよく分かっているのです。そして自身も悩んでいるし、イライラが抑えられない。大人に頭を押さえつけられそうになると、絶対に従いたくない気持ちになる。

前述したとおり、反抗の原因は、旺盛なホルモン分泌が原因。誰のせいでもないし、誰にも止めようがないのです。ではそんな反抗期の子どもに対し、親はどう対応するといいのでしょうか?

それは、子どもを否定しないこと。「そうなんだ」と、子どもが言っている言葉を肯定してあげることです。そして不安を抑え込み、子どもに「勉強しなさい」などの指図をしないことです。

親も不安ですから、子どもがユーチューバーになりたいと言ったら全力で反対します。でも反対したら…子どもの行動は目に見えていますよね。言葉で反抗し、余計にユーチューバーになる夢を膨らませます。

否定されると分かっていて近づくほど呑気ではないので、親と会話しなくなります。会話がなくなれば、互いの意思疎通がかなわなくなるのです。

そうなるともう冷戦状態。子どもは親に会わないよう生活し始めます。そうならないためにも、子どもを頭ごなしに否定したり、考えを修正しようとしたりするのは止めたほうがいいかもしれません。

子どもの機嫌を取るのとはまた違います。子どもの言動を「認める」という、ただその1つの行動が、子どもが大人になるために必要な自己肯定感をよりいっそう引き立てます。

子どもと会話することなく、取り付く島もないような状態が続くこともあります。私も17歳の長男と3カ月近く話していません。こういうときは、話は一方通行でもいいので「学校はどう?」と聞いてみたり、テストの最終日に好物を作ってあげたりするといいそうです。

会話はなくても、親に大切にされていると感じられるだけで、それを栄養に子どもの心はぐんぐん育っていきます。

■まとめ

いつかはやってくる子どもの反抗期(来ない子もいます)。今からメンタルの準備はできそうですか?

ですが、いくら思春期について学習していても、当の反抗期の子どもを目の当たりにするとショックを受けるでしょう。

お子さんがまだ反抗期になっていないとしたら、その子の生来のいいところや「好きだな」と思える所をしっかりと胸に焼き付け、反抗期で変身した後も子どもを「この子が1番!」と思える心構えをしておきましょう。

それさえあればきっと反抗期の荒波を乗り切れるはずですよ。

(文/namiki 画像/123RF)

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カテゴリ:出産・子育て

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