• HOME
  • 出産・子育て
  • 子どもにも親にもいい影響が! シングルマザーが実践したい「見守る子育て」とは?

出産・子育て

子どもにも親にもいい影響が! シングルマザーが実践したい「見守る子育て」とは?

誰しも、将来子どもには「こんな人になって欲しい」というイメージを持っているかと思います。

とくにシングルマザーは、どんなに立派に子育てをしていても心ない人から先入観を持たれることがあります。だからこそ、シングルマザーのなかには周囲からの偏見に打ち勝つためにも人一倍子どもをしっかり育てたいという思いを持っている方が多いのではないでしょうか。

それ自体は間違った考えではありませんが、周囲からの目をプレッシャーと感じるあまり、つい子どもの行動に対して細かいところまで口出ししたり小言が多くなったりしていないでしょうか。このような状態が続くと母子ともに疲れてしまいますよね。

言うことをきちんと聞く素直な子に育ってくれれば親としては安心しますが、もしかしたらその育て方は子どもの自立の機会を奪ってしまっているかもしれません。

この記事では、子育てに疲れを感じているシングルマザーの方にぜひ心がけてみてほしい「見守る子育て」についてご紹介していきます。

■「見守る」とはどういうこと?

子どもを「見守る」ということは、子どもを常に気にかけることが前提です。ですが「監視する」こととはまったく異なるということをまずは知っておきましょう。最大の違いは、常に動向を見守りつつ、むやみに制限せずのびのびさせてあげるという点です。

見守る子育ての場合は、子どもの行動の先に明らかな失敗が見えていても、ときにはあえて口出しをしないという選択をすることがあります。

例えば、子どもが明日の図工の時間に牛乳パックを持ってくるように学校の先生から言われていたとします。たまたま近所のママ友からその情報をキャッチしましたが、子どもが当日になっても何も言ってこないときはどうするでしょうか。

「○○さんからこう聞いたけど明日牛乳パックが必要なんでしょう?」と声をかけて子どもに持たせてあげたくなるかもしれません。ですが、ここであえてぐっと我慢するのが見守る子育てのやり方です。

何も言わなければ、おそらく子どもは牛乳パックのことなどすっかり忘れたまま学校に行き、図工の時間に肩身の狭い思いをすることとなるでしょう。でも、その経験が身にしみて、次からは忘れ物に気を付けようという気持ちが生まれるはず。

もしも、ここで親が先回りして持たせてあげていたら、きっと子どもは牛乳パックを忘れそうになっていたことなどすっかり記憶から抜け落ちてしまいます。むしろ、今後忘れ物をしたときに「どうしてあのときは教えてくれたのに今回は何もしてくれなかったの?」と親や周りのせいにするようになってしまうかもしれません。

子どもに失敗から学んでもらうということは見守る子育てにおいて大切な点のひとつです。

一方、子どもを完全に放っておく「ネグレクト」とまったく異なるということも理解しておきましょう。ネグレクトは子どもに対して無関心なのに対して、見守る子育ては子どもを常に気にかけます。

失敗が分かっていても、ときにはあえてぐっと我慢して見守ってあげつつ、精神や健康が危険にさらされているときはすぐに手を差し伸べて支えてあげられるようなスタンバイ状態でいることが大切です。

育児に手を抜くのではなく、子どもの成長のためにあえて距離を取るのが「見守る子育て」です。

■「見守る子育て」のメリット

見守る子育てによって期待されるのは、子どもの自立心が促されること。小さな失敗を繰り返していくうちに、子どもは経験からだんだんと学んでいき、次は同じことを繰り返さないために行動できるようになります。

親から見ていると「こうすればいいのに」と、もどかしく思ってしまうことがあるかもしれませんが、人から言われたことよりも経験から学ぶことの方が遥かに身にしみるはず。たとえ失敗したとしても、自分自身でやった結果だからこそ誰のせいにすることもありません。

また、子どもは未来にあらゆる可能性を持っています。見守る子育ては、子どもの個性を伸ばしてあげられるのもメリット。例えば、子どもが「ギターをやってみたい」と言ってきたとします。そこで「ピアノにしなさい」と子どものやりたいことを否定してしまうと、子どもは自分の意思は親に伝えても通らないものと考えるようになってしまいます。

そしてだんだんと「これをやりたい!」という気持ちすら持てなくなっていってしまいます。このように否定され続けることを経験していると、自己肯定感の低下につながってしまうことも。親が子どもの将来のためによかれと思ってやっていたことが、子どもの成長を止めてしまうことがあるのです。

個性とは、その人自身が何を選択するかによって育まれていくもの。子どもを自分とは異なる一人の人間として認めたうえで、できる限り意思を尊重してあげることが大切です。

また、親としても見守る子育てが身についてきて子どもを信頼できるようになると、イライラや小言が減り、精神的にも楽になるはずです。

■見守る子育てを実践するための心構え

それでも心配になるとついつい口を出してしまいたくなるのが親心。仕事で忙しく子どもと過ごす時間を十分に取ることが難しいシングルマザーだからこそ、ますます心配になって子どものことを何もかも把握したくなってしまうかもしれません。

ですが見守る子育てにおいてもっとも大切なことは、子どもを信頼することです。誰しも失敗を繰り返して大人になっていくはず。例え少しぐらいハラハラするような行動をとっても、それは成長過程であり、ある程度は年齢相応なものとして受け止めてあげましょう。

はじめはそれでも心配なあまり、子どもの行動をいちいち否定的に見てしまうかもしれません。ですが、子どもに何か言う前にいったんその言葉を飲み込みあえて少し距離をとって子どもを観察してみましょう。

そして「そういうやり方もあるのか」といったん冷静に受け入れてみてください。これを繰り返していくうちに、だんだんと子どもの個性が見えてきますよ。ただ躾をするだけでなく、親も子どもの考え方を理解しようと歩み寄ることが大切です。

■見守る子育てをするために決めておきたいこと

ときには失敗を経験させることも大切ですが、ただ自由に放っておけばいいというわけではありません。まだまだ人生における経験が少ない子どもは、自分で危険を察知して回避できないことがあります。

見守る子育てを実践するにあたって、まずは目の届く範囲で子どもを見守ってあげられるような環境を整えましょう。そのためには、親子間でいくつか約束事を定めておきたいところ。例えば、ゲームの時間を決めさせるといった基本的なものです。

ただ子どもがゲームをしていると「まだやっているの?」とか「勉強しなさい」などと言いたくなってしまいますよね。でも何時までやっていいというルールを決めてあれば、親子とも定めた約束のなかでストレスなく過ごすことができます。

また、子どもがどうしてもスマートフォンを欲しがった場合は、部屋に持ち込ませないとか、夜は親に預けるなどといったルールを定めることもひとつ。

むやみに束縛したり一方的にルールを押し付けるのは逆効果ですが、子どもの安全を考えたうえで親が子どもを見守るために必要なルールをいくつか決めておきましょう。子どもにルールの意義を理解してもらうためによく話し合うことも大切です。

■子どもに手を差し伸べるべきタイミングって?

失敗が分かっていてもあえて見守ってあげるべきときもあれば、ときには先回りして危険を回避してあげなければならないときもあります。見守る子育てを心がけていると、その線引きが難しく感じるかもしれません。

例えば、同級生から暴力を受けているといったような、明らかに身体的な危険が迫っていると感じたときは迷わず助けてあげる必要があります。しかし、嫌がらせが中心のいじめを受けているような精神的な危険にさらされているときは親が気付けない場合もあります。

もしも、少しでもSOSのサインを出してきたときは子どもの気持ちに寄り添ってあげましょう。日頃から子どもを見守り、小さな変化を見逃さないことが大切です。

☆まとめ

子どもに立派な大人になって欲しいと願うからこそ、子どもの一挙手一投足が気になってつい口うるさく叱責してしまうこともあるでしょう。ですが、それはもしかしたら子どもの成長にとって逆効果になっているかもしれません。

大人が思っている以上に、子どもは自分自身で考えてたくましく成長することができます。ときには失敗もあえて経験させてあげることで、子どもは自主的に学習していけるもの。

はじめは慣れないかもしれませんが、「見守る」というスタンスが身についてきて適度に子どもとの距離間を測れるようになると、いつもイライラしがちなママもだいぶ心が穏やかになるはず。「見守る子育て」は、子どもの成長にも、親子の関係にもきっといい影響をもたらしてくれますよ。

(文/こまち 画像/123RF)

シングルマザー向けの有益な情報をメルマガ配信します(無料)
メールマガジン登録はこちら

カテゴリ:出産・子育て

シンママStyleの編集部です。シンママStyleは毎日忙しいシングルマザーのみなさんにお家探しから得する制度まで役立つ情報を毎日お届けします。

PREV

シングルマザーのための情報サイト、シンママStyleです。毎日忙しいシングルマザーのみなさんにお家探しから得する制度まで役立つ情報を毎日お届けします!