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床上げまでの1カ月をどう過ごす? シングルマザーが産後を一人で乗り切るためのコツ

シンママStyle編集部

出産後の女性のなかには、実家近くの産院を選んでいわゆる「里帰り出産」をする方が多くいます。ですが、シングルマザーのなかにはなんらかの理由で実家を頼ることが難しい方もいるはず。

産後は「全治1カ月の怪我と同じ」といわれるほど体に負うダメージが大きいため、通常通りに家事ができるようになる「床上げ」までは安静にしておくべきといわれています。

こういった話を聞いていると、産後の1カ月間をシングルマザーが一人でなんとかしようとするのは不可能のように思えてきてしまいますが、しっかりと準備しておけばこの時期を乗り切ることは可能です。

この記事では、シングルマザーが一人で産後を過ごす際のポイントをお伝えします。

■産後の体はとにかくダメージ大!

出産後の約6〜8週間は、体が妊娠前の状態に戻ろうとする「産褥期」と呼ばれています。まずは、産後の体がどのようになるのかを知っておきましょう。帝王切開や無痛分娩などの場合はダメージの具合がまた少し変わってきますが、ここでは正常分娩の場合をお話しします。

出産による体力の消耗はもちろんですが、産後の体でつらいのはまず「後陣痛」と呼ばれる痛みです。これは大きくなった子宮が収縮を繰り返しながら元に戻ろうとすることによって起こり、およそ2週間前後でお腹の上からは分からないくらいまで戻るといわれています。

また、人によっては出産の際に会陰切開の処置をすることがあり、産後1週間ほどは傷口の痛みに悩まされることがあります。

このほか、産後4週間前後は子宮内膜から剥がれた悪露が排出されます。だんだん量は少なくなっていきますが、これが治まるまでは体が出産のダメージからの回復途中であることを認識しておきましょう。

回復のスピードには個人差がありますが、一般的には産後3週間程度から徐々に元の生活に向けて体を慣らし、完全に床上げをするのは1カ月検診で医師の診断を受けてからにするべきとされています。

■赤ちゃんは基本的に1カ月検診まで外出NG

実は、1カ月間安静にしてなければいけないのは赤ちゃんも同じです。新生児はまだ免疫力が低いため、感染症などにかかるリスクが高いことや、体温調節がうまくできないことから、生後28日までは外出を控えるべきといわれています。お出かけデビューとなるのは、やはり1カ月検診と考えておきましょう。

ただ、里帰り先の両親などに少しの間だけ子どもを見ておいてもらうということができないシングルマザーにとっては、これが結構大変です。赤ちゃんをひとりでお留守番させておくわけにはいかないので、1カ月間はちょっとしたお買い物などの外出もできないことになります。

■産後に備えて事前に準備しておきたいこと

◎必要になるものはマタニティ中になるべくそろえておく

このことを踏まえて、マタニティ中は人一倍産後に備えて準備をしておきましょう。まずは、産後に必要になると思われるものをできるだけ買いだめしておくのがおすすめです。

一般的に必要とされる赤ちゃんグッズを用意しておくことはもちろんですが、おむつやおしりふき、ガーゼなどの消耗品は、思い切って多めに2カ月分ほど用意しておくと安心です。

ベビーグッズのほかに、もうひとつ十分用意しておきたいのが自分用の食事です。買い物に行けなくなるため、冷凍できるおかずをたくさん作っておくと重宝します。産後しばらくは食材を切ったり炒めたりするのもできないという前提で、電子レンジでチンするだけで食べられるようにしておきましょう。

もちろん、市販の冷凍食品をストックしておくのもおすすめです。すぐ食べられて保存のきくグラノーラや、災害時の非常食としてもあって困らない缶詰なども多めに用意しておくと安心です。

◎万が一に備えてサポート体制を整えておく

産後はなんとか一人でやっていきたいと思っている方でも、転ばぬ先の杖を用意しておくことは大切です。出産後はママも極力外出は避けて安静にしていたいところですが、出生日から14日以内に、一度役所に出向いて出生届を提出する必要があります。

このほかにも急で避けられない外出の用事が発生したり、場合によっては慣れない育児に疲れ果てて産後うつになってしまう可能性もあるため、万が一のときに頼れるサポート先を見つけておきましょう。

自治体によっては低価格で産後支援サービスが用意されていることがあるので、利用方法をあらかじめ確認しておくと安心です。また、日頃から近所付き合いをしておくと思わぬところで救われることがあるかもしれません。

■産後の家事はどうすればいい?

これまでは当たり前のようにできていた家事も、産後しばらくはできなくなると考えておきましょう。洗濯や掃除などもですが、毎日欠かせない食事については十分な準備をしておきたいところ。産後の家事を乗り切るためのコツをいくつかお伝えします。

◎ネットスーパーをフル活用

いくら妊娠中に備えをしておいても、1カ月間スーパーに行けないと必ず足りないものが出てきます。今は、便利なネットスーパーが増えてきているのでそちらをとことん活用しましょう。産後は重たいものを運べないので、玄関先まで食材を持ってきてもらえるのはありがたいですね。

スーパーによっては、産前産後の配達料がお得になるところや、産後のママ向けに簡単に調理できる食材セットが充実しているところもあります。利用には登録が必要になるので、マタニティのうちから手続きを済ませておきましょう。

◎宅配を活用

冷凍食品ばかりでは味気ないと感じる方は、できたての温かい食事を届けてくれる宅配サービスを使うのも手です。お弁当を配達してくれるところや、ウーバーイーツのように好きなお店から選べるところなど、いくつか気になるところに目星をつけておきましょう。

■紙皿や紙コップで洗い物を軽減

産後の体で毎日のように朝昼晩と溜まった食器を洗うのはとても大変です。産後しばらくは洗い物削減のため、紙コップや紙皿、割り箸のような使い捨てできるアイテムを活用しましょう。ムダなコストのように思えて罪悪感を持ってしまうかもしれませんが、赤ちゃんと自分の回復を優先するために期間限定と割り切ってしまうのがおすすめです。

■洗濯や掃除は体調のいいときにまとめてする

これまで定期的に行っていた洗濯や掃除が思うようにできなくなると焦ってしまうかもしれません。とくに、産後は頻繁に掃除ができなくなることで、赤ちゃんへの健康を心配する方もいるかと思います。

もちろん、赤ちゃんの身の回りは常に清潔にしてあげる必要がありますが、範囲を絞ってそのほかの場所は軽くフローリングシートなどでの掃除に留めるか、体調がいいときにまとめて掃除するようにしましょう。

洗濯も同様に、比較的体調が安定しているときにまとめてできるようにするため、下着類やタオルなどは多めに持っておくと安心です。

■産後1カ月以内に手続きしたいもの

赤ちゃんのお世話と自分の身の回りのことでいっぱいになりがちな産後1カ月ですが、この間に済ませなければいけない手続きや、済ませておいたほうが経済的なメリットを得られる手続きがいくつかあります。

事前に締め切りや必要な書類などを確認しておき、市役所に出向かなければならないものはなるべくまとめて済ませられるように準備しておきましょう。

◎出生届

まず、出生日を含めて14日以内に必ず提出すべき書類に「出生届」があります。こちらは、シングルマザーの場合は原則として母親が役所に出向いて提出するものとされています。届け出が可能な場所は、赤ちゃんの出生地、父母の本籍地もしくは父母の住民票のある地域となっています。

代理人による届け出も可能ですが、修正箇所があった場合はその場で訂正できないため、できれば自分で行って一度で済ませたいところです。この日は、ヘルパーさんなど誰かしら頼れる人に赤ちゃんのお世話をお願いしましょう。

出生届の書類は産院でもらえるほか、役所の窓口でももらえます。自治体によってはオリジナルのデザインを施した出生届もありますが、出生届には医師による記入欄があるため、そちらを使いたい場合は出産前に用紙を準備して産院に伝えましょう。

また、自治体によっては出生届を2枚提出するように求められることもあるので、事前にHPなどで確認しておいてください。

◎児童手当の申請

生まれてから中学校を卒業するまで受け取れる児童手当は、出生後15日以内に役所で申請が必要です。このため、出生届の提出と合わせて手続きをしたいところ。郵送での申し込みを受け付けている場合もありますが、申請期限が短いため窓口で書類の修正が発生することも考えて窓口で手続きするのがおすすめです。

また、所得次第ではありますが、ひとり親世帯は「児童扶養手当」も受け取れるようになる可能性があります。こちらは申し込みに母子の戸籍謄本が必要なので、出生届が受理され次第できるだけ早く申請しましょう。

◎健康保険の加入

子どもの健康保険の加入は、1カ月検診の前までに済ませておきたいところです。会社に勤めている方は、あらかじめ産休中の届け出方法を会社に確認しておきましょう。国民健康保険に加入している方は、やはり出生届と合わせて手続きするのがおすすめです。

◎乳幼児医療費助成

乳幼児にかかる医療費の自己負担分が補助される乳幼児医療費助成も、1カ月検診までに手続きをしておくのがおすすめです。こちらは市役所での申請が必要になりますが、郵送での手続きを受け付けている自治体もあります。必要書類は役所のHPで確認してみましょう。

☆まとめ

産後1カ月を一人で乗り切るのは大変ですが、決して不可能なことではありません。不安に思うよりもマタニティのうちからできる限りの備えをして、誰にも邪魔されずに生まれたての赤ちゃんとゆっくりと過ごせる幸せを噛み締めてくださいね。

(文/こまち 画像/123RF)

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カテゴリ:出産・子育て

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