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シングルマザーは苦労が多い!? 苦労している人と苦労していない人の違いって?
「シングルマザーって大変ですか?」「シングルマザーって苦労が多いよね」などよく聞いたことがあるのではないでしょうか。実際に、相談サイトを見ても、シングルマザーで苦労しているエピソードや困っていることの相談が多いです。
そこで、シングルマザーで苦労している人と苦労していない人との違い、そこから分かる苦労の理由と対処法に迫りました!
■シングルマザーで苦労していることとは
シングルマザーで苦労していること、一言で言い表すことは難しいのですが、以下にまとめました。
・お金がない
・頼れる大人がほかにいない
・子どもにかわいそうな思いをさせていないかいつも不安
・子どもを大学まで進学させてやれるか心配
・自分の老後が一人になることが不安
・子どもの行事に参加できないし、代理がいない
・忙しくて疲れる
・心の余裕がない
・しんどくても横になる時間がない
・時間に追われる
・離婚してママ友と疎遠になる、周りから変に気遣いされる、うわさされる
表現を変えれば、もっといろいろ出てくるでしょう。苦労は1つだけとは限らず、複数からんでいることが多いです。例えば、経済的に余裕がなくて、自分の老後も不安だけど、子どもの教育にお金をかけてあげられないということもあるかもしれません。
また、仕事を日中ずっとやっていて、仕事から帰ってきても家事や育児があり、ゆとりが持てず、心の余裕をなくしてしまってしんどいということもあるかもしれません。
■シングルマザーで苦労している人が抱えているものとは
シングルマザーで「大変」「苦労が多い」「つらい」という人の傾向として、Yahoo知恵袋やウィメンズパークなどの相談口コミサイトから分析してまとめました。
◎ほかに頼れる人がいない
シングルマザーに限らず、誰しも心に余裕がないと現状がつらいものと感じられてしまいます。一例として、実家の親や親戚など、ほかに頼れる人が身近にいないことが理由として考えられます。自分や子どもに何かあったときや、子どものことを優先させたいけれど、仕事の都合でどうしようもないときなど、自分でどうにかしないといけないときはとても大変で心労も重なりやすいです。
◎ほかと比べてしまう
人のことが気になったり、ほかと自分とを比べていいように気持ちが切り替えられなかったりすると、大変なことも苦労ばかりと考えてしまいがちです。
◎一人で頑張り過ぎる
シングルマザーになることを選んだのが自分であるなら、自業自得だと一人で頑張り過ぎてしまう人がいます。仕事から帰ってきて家事をしたくないけれど、つい頑張ってしまうと疲れてしまいます。
◎後ろめたい気持ちでいる
母子家庭になったことで、子どもに迷惑をかけて申し訳ないと思ってしまうと、気持ちも暗くなり、しんどいときに疲れきってしまいます。
◎ライフプランが見通せていない
経済的な問題はシングルマザーにとって死活問題です。子どもも含めて生涯の資金計画ができていないと、仕事をしていても不安が解消せず、とくにパートタイムなどの働き方をしている場合には、金銭面での苦労が多いようです。
■シングルマザーでも苦労しない生き方をしている人の特徴とは
同じように大変さを抱えていても、苦労を苦労とまで感じない人の特徴とはどんなところにあるのでしょうか。以下にみていきましょう。
◎頼れる人がいる、すでに見つけている
実家の親や親戚が近くにいるとか同居している人の場合は、いざというときに心強いです。しかし、そばにいても体調が悪いとか仲たがいをしているとかいう場合は全く頼りにならないという人もいます。
しかし、必ずしも親や親戚である必要はありません。子ども健康センターなどの行政窓口やシングルマザーの支援団体のサポートを受ける人もいます。いざ困ったときにすぐに相談できるように、連絡先や相談先を把握しておけば安心です。
◎自分たちの中の幸せに目を向けている
「隣の庭の芝生は青い」といわれるように、他人と自分とを比べると、他人のほうがどうしてもうらやましく思えてしまうものです。しかし、ほかを気にしたところで、それで自分のモチベーションや気持ちがアップするならいいのですが、落ち込んだりマイナス思考になったりするのであれば無意味ですよね。
あるシンママさんは、ほかには目を向けず、子どもとの日々の小さな幸せに目を向けるようにすることで、ほかが段々と気にならなくなったといいます。
◎短期で見ずに長期で見る
子どもが小さいときや離婚したばかりのときがもっともしんどいときだとみな口をそろえて言います。しかし、3年、5年と辛抱してコツコツやっていくことで、「あの頃は大変だったけど、頑張ってきてよかった」と思えるそうです。
それは必ずしも収入面だけでなく、子どもの成長や子どもと過ごしてきた時間をふりかえって考えられることなのでしょう。
「今がしんどい」と短期間だけで考えると苦労ばかりだと思えるかもしれませんが、将来いつかはよかったと思える日が来るということなのです。
◎「しんどい」「手伝ってよ」と甘えることができる
子どもは年長さんあたりからいろいろ手伝えることを知っていますか。「ママこんなにしんどいのに、テレビ見てないで手伝ってくれたらいいのに」と子どもに対して思ったとしても、子どもは空気なんて読んでくれません。いつもママは元気で普通にご飯を作ってくれるものだと思っています。
無理をすると後々よくないですから、こんなときは「ママしんどくてお願いだけど、頼める?」と家事の一部をお願いしてみると、お手伝い好きな子は喜んで手伝ってくれます。どうしても無理な子には、お小遣い制にしてもいいでしょう。
◎手抜きができる
家事も育児もほどほどに、がいいです。元気なときは頑張ればいいけれど、しんどいときには無理しないことが一番です。シングルマザーでも主婦でも、「今日は夕ご飯作りたくないな」という日があるでしょう。そんなときは、お惣菜や冷凍食品などを利用して手抜きを覚えることも大切です。
◎自分を責めずに明るく過ごす
シングルマザーだから子どもに迷惑をかけていると自分を責めてしまうと、子どももそんなママをみて自分のせいだと自分を責めるようになってしまいます。
「こんなママでごめんね」と思わずに、「ママの代わりはいない」「この道を選んだから子どもと一緒に歩んでいく!」という強い気持ちを持って過ごすことで、「どんな困難が来ても乗り越えてきた」というママもいます。
◎ライフプラン設計ができている
正社員になることだけで経済的な問題がすべてクリアになるわけではありません。しかし、児童扶養手当や養育費などの仕事以外での収入も含めて生活が成り立ちにくければ、どれだけ必死に働いてもしんどいだけです。貯金や保険、すべての収入も含めて、子どもと一緒にやっていけるかどうか計画を立てている人は、自信を持って前向きに生活できています。
ファイナンシャルプランナーなど、老後も含めての資金計画の相談ができる人に相談してみることで、生き生きと仕事ができるようになった人もいます。
~おわりに~
上を向いて歩こう、といわれますが、しんどいときは下を向いてそれでも踏ん張れるなら、下を向いたっていいというシンママさんがいました。そうやってしんどいときは踏みとどまって、元気が出てきたらまた上を向いて頑張ればいいのです。
現代は男性より女性が長生きする時代です。シングルマザーであるとか専業主婦であるとか、そういうことは生き方の違いに過ぎず、後ろめたく思う必要はありません。堂々と、これから女性はもっとしたたかに生きていくことが求められています。
若いときの苦労は買ってでもするもの、という昔からの言い伝えがあります。その苦労や大変さは、そばで見ている子どもが一番の理解者です。将来、子どもの成長を見たときに、「母子家庭で苦労したけど頑張ってきてよかった」と母子ともに思いたいですね。その日を夢見て、のんびり頑張っていきましょう。
(文/ゆー 画像/123RF)
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カテゴリ:出産・子育て
- ゆー 8歳、6歳、5歳、2歳の4人の子どもの育児中です。シングルマザーではありませんが、平日はほぼ1人で育児をしています。夫はいても安月給でそのうえ左遷されてしまい、いよいよ危機感を感じ、今年から徐々に本腰入れて働き始めました。産後にかなり体調を崩していましたが、ようやく立ち直りました。ライティングはこの数年で少しずつ始めました。ライティングの仕事では、主にこちらの「シンママstyle」にてお世話になっています。 仕事ではパワハラに会い、妊娠中は流産・死産を経験し、末っ子では産後に先天性の病気が見つかるなど、色々と人並みかそれ以上の苦労はしてきました。シンママと同じようにというわけにはいかないかもしれませんが、いち母親として子育ての大変さ、そして何ものにも代えがたい思い出や良かったこと、おすすめしたいこと、働くママの家事育児のコツなどを経験としてメッセージに乗せていけたらいいなという想いで執筆中です。 資格や免許は英検準1級、教員免許です。得意の英語を生かして子どもに英語を教えてきました。また、教育を通じて、思春期の時期の子どもともかかわってきました。好きなキャラクターは、すみっこぐらしのしろくま、ディズニーのダッフィーです。最近の楽しみは、インターネットショッピングやイベント参加、クーポン使ってお得に外食に行くことです。