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もしもシングルマザーが病気になったら子育てはどうなるの?

シングルマザーは子どもにとって頼りにできる唯一無二の存在。ですが、誰しも明日を健康に生きられるとは限りません。もしも病気で突然働けなくなってしまったら、収入をどうするのかあらかじめ考えておく必要があります。

また、入院が必要になった場合の費用や、子どもの預け先もあらかじめ考えておかなければなりません。身近に頼れる両親などが住んでいれば別ですが、シングルマザーは自分の身に何かあったときのことを先回りして考えておくことがとても大切。

この記事では、「病気で働けなくなったときの収入」「入院することになったときの費用」「入院中の子どもの預け先」について、それぞれどのような支援があるのかご紹介していきます。

■病気の間の収入はどうなる?

もしも病気になって会社に長期間行けなくなってしまったら、その間の収入はストップしてしまうのでしょうか。一家の大黒柱としての役割も担っているシングルマザーにとって、収入がないということは死活問題になります。

ですが「傷病手当金制度」を活用すれば、療養中で会社に行けない間も一定の収入を得ることが可能です。こちらの制度について詳しく知っておきましょう。

・傷病手当金制度

傷病手当金制度とは、健康保険に加入している方を対象としたもの。病気によって休業している間、事業主から十分な報酬を得られない場合は、被保険者とその家族の生活を保障するために手当が支給されるという制度になります。

支給される金額は、被保険者の1日の標準報酬金額の3分の2相当。支給開始日は、仕事を休みはじめてから4日目以降となり、最大で1年6カ月の間受け取ることができます。この手当を受け取るためには、以下の4つの条件があるので押さえておきましょう。

条件1:病気を発症した日から仕事を4日以上連続して休んでいること

条件2:業務上や通勤中の怪我ではないこと(※労災扱いになるため)

条件3:会社から有給休暇扱いとされていないこと

条件4:病気とみなされない理由(美容整形や自傷行為など)で会社を休んでいないこと

条件3については、有給休暇の場合は会社から給与をもらっているとみなされるため、基本的には支給の対象外になりますが、もしも会社からもらった額が傷病手当金額よりも少ない場合は、差額の支給を受けられます。

傷病手当金を受け取るには申請書の提出が必要です。申請書は加入している健康保険組合でもらえるので、会社の総務や市役所に相談のうえ手続きの流れを確認しましょう。

また、申請書には医師による症状診断結果の記入が必要になるので、一度医療機関に持っていく必要があります。その場で記入してくれることもあれば、後日取りに行かなければならないケースもあるので、できる限り速やかに手続きするようにしましょう。

■入院費用はどうなる?

もしも入院せざるを得ない事態になったら、費用面や子どもの預け先などさまざまな問題が生じます。ここではまず入院費用に関する補助制度や知っておきたい情報についてご紹介していきます。

・ひとり親医療制度

多くの自治体がひとり親家庭を対象とした医療費助成制度を設けています。詳細は自治体によって異なりますが、基本的には児童と児童を監護する保護者の医療費の自己負担額が3割に押さえられる制度です。申請の手続き方法は自治体によって異なるので、まだ申請がお済みでない方はお近くの市役所窓口などで相談してみましょう。

・高額医療費限度額認定書を発行

いくらひとり親に対する助成制度が適用されても、入院には大きな費用がかかります。そんなときは高額療養費制度というものを活用しましょう。この制度は、月頭から月末までにかかった医療費が高額になってしまった場合、自己負担限度額を超えた分が払い戻されるというものです。

つまり、入院などによって医療費が高額になっても、一定以上の負担分は免除されます。自己負担限度額は、年齢や所得に応じて定められるので、あらかじめ自分が当てはまる大体の基準を把握しておきましょう。

この制度を受けるためには、加入している健康保険組合にて高額療養費限度額認定書の発行手続きをすることが必要です。会社勤務であれば総務に、国民健康保険年金に加入しているのであれば市役所にて相談してみましょう。

退院してからの手続きであっても、さかのぼって払い戻しを受けることが可能です。この場合、領収書のコピーが必要になるので必ずもらって控えておくようにしましょう。

ただし、入院中の食事代や日用品にかかる費用、個室利用の場合の差額ベッド代、医療保険適用外の検査費用などはこの制度の対象外となるので注意が必要です。

・医療保険へ加入しておく

家計がギリギリの家庭にとって、保険料はハードルの高い出費に思えるかもしれませんが、シングルマザーは何かあったときのために加入しておくと安心です。入院保障付きの医療保険なら、入院1日につき定められた保険金が支払われるので、入院費用の支出に補填することができます。

家計に余裕があるなら貯金も兼ねて積立型の保険に、月々の収入を少しでも押さえるならなるべく特約の少ないかけ捨て型の保険を選ぶのがおすすめです。加入する年齢や健康状態によって保険料が変わるので、なるべく若くて健康なうちに入っておくとより安く済みます。

・それでも不足するときは「母子福祉金貸付制度」を活用

高額医療費制度などを活用すれば入院費用は大幅に抑えられますが、それでも期間が長引けば長引くほど出費は重たくなり、制度の対象外となる食事代や日用品代なども積み重なってのしかかってきます。

どうしても入院費用を賄いきれない場合は、母子福祉貸付制度を利用してみるのも手です。こちらはゼロ金利もしくは超低金利で借りられるので、一般的な金融ローンなどよりははるかに利用しやすくなっています。

貸付の対象となる項目が決まっていたり、審査が厳しいという面はありますが、利用できればとても役立つはずです。入院だけでなく、シングルマザーの就職に向けた技能習得などにかかる支出にも適用されることがありますよ。

■入院中は誰に子どもを見ておいてもらえばいいの?

両親や親戚など安心して子どもを預けられる存在が近くにいれば安心ですが、そうではない場合は、緊急時の子どもの預け先についても調べておきましょう。ただし、預かりの最長期間を定めているところが多いため、入院期間によっても預けるべき場所は変わります。

・子どもショートステイ

各自治体では、子育て支援として一時的に子どもを児童養護施設などで預かってくれる「子どもショートステイ」のサービスがあります。詳細は自治体によって異なりますが、基本的には1日あたり3000円から5000円程度。民間のサービスよりもはるかに低価格で利用できます。さらに母子家庭世帯には割引を適用してくれる自治体もあります。

ただ、最大で利用できるのは7日間以内が原則なので、長期入院になる場合には途中で預け先を変える必要があります。

・児童相談所

長期入院の可能性が高い場合「児童相談所」に相談すると、児童養護施設で2カ月ほど預かってもらえることがあります。虐待にまつわるニュースなどでよく耳にすることから、ネガティブな印象を抱いている方も多いかもしれませんが、施設の職員の方々は子どもの世話に関してはプロです。市役所を通せば、状況に応じて適切な預かり場所を紹介してくれるのでまずは相談してみましょう。

・仲良しのママ友に預けるのはあり?

子どもが人見知りの場合、児童養護施設で知らないスタッフや子どもたちに囲まれて長期間生活させるのはかわいそうと思ってしまいますよね。それよりは、顔の知れた近所のママ友に預けた方が母子ともに安心できるかもしれません。

ですが、人の子どもを預かるのはとても責任が大きいもの。相手にかかるプレッシャーは想像以上です。まだ1泊程度であればお泊まり会程度の感覚で楽しめるかもしれませんが、複数の日をまたぐのなら、たとえ相手から申し出があったとしても基本的には頼まない方が無難です。もしも1日でも泊めてもらった場合は、後日十分にお礼をするようにしましょう。

☆まとめ

シングルマザーには「もし自分が子どもの面倒を見られなくなったらどうしよう」という不安は常につきまといますし、実際にそうなったときに備えて準備しておくことが大切です。

今は健康に思えても、事故や病気などでいつ働けなくなるか分かりません。もしものときに子どもを路頭に迷わせることなく速やかに対処できるように、利用できるサービスや制度を知っておくと安心ですよ。

こうした情報は更新されやすいのでときどき収集し、何かあったときにどのように動けばいのかを分かっていると漠然とした不安が軽減されます。子どもとも、もしも病気で働けなくなったり入院したときのことについて話し合っておくとより安心です。

(文/こまち 画像/123RF)

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カテゴリ:出産・子育て

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