• HOME
  • 出産・子育て
  • 【体験談】子育てもう限界…施設を利用したいと思った経緯と実際に利用するまで

出産・子育て

【体験談】子育てもう限界…施設を利用したいと思った経緯と実際に利用するまで

シンママStyle編集部

父親も育児参加ができるよう、積極的に育児休暇を推進する会社が増えてきてはいますが、まだまだ数が少なく、父親の帰宅が遅いせいで過半数の家庭が母親一人で育児を行っています。

子育ては、しつけや教育、社会のルールをなど、単にお世話するだけに留まりません。いろいろなことを教え、子どもに理解させることも子育ての一環です。これに加えて洗濯、買い物、家計簿付けなどの役目もあります。一人で背追い込むことで、心を病んでしまう場合もあるのではないでしょうか。

ここでは、私自身(ペンネーム/namiki)が離婚する前の結婚生活で、育児に限界を感じ、実際に育児施設利用までに至った経緯をお伝えします。

■子育てがもう限界と感じた日

その頃長女は4歳、次女はまだ生後3カ月で、長女は保育園に行っていました。長女が保育園に行っている間は比較的楽でしたが、夕方以降は3カ月の次女を見ながら、長女に夕食を食べさせ、お風呂に入れることが大変でした。

なぜなら当時、元夫は3年半務めた会社を辞め、求職中で家にいながらも、子どもの世話や家事を一切やらなかったからです。必然的に家庭のストレスが私一人にかかるので、精神的にも疲弊していました。

そして元夫は子どもが嫌いで、子どもが食べている最中、こぼしたり遊び食いしたりすれば頭を叩く、服を掴んで投げるなどし、言うことを聞かなければ大きな声で怒鳴り、謝るまで許さないような人でした。

そんな折、ある出来事が起こりました。私がインフルエンザにかかり、やむなく長女のお風呂を元夫にお願いしたところ、元夫が長女を裸のまま玄関から追い出し、カギをかけたのです。

慌てて子どもを廊下から引き入れた私まで怒鳴られ、髪を掴んで振り回された瞬間、「ああ、もうだめだ」と、子どもと施設に逃げることを決意しました。

■親子で施設へ

私が施設に子どもと一時避難したいと相談したのは、区役所の児童福祉課です。次女妊娠中から何度か相談に行っており、担当のケースワーカーに事情を話すと、母子生活支援施設というところを紹介されました。

母子生活支援施設とは、DV、虐待、貧困など、さまざまな事情を抱えているけれど、引っ越しができない、または夫が離婚してくれないなどの理由から、子連れのママたちが一時的に利用する施設のこと。私は入所を勧められて、すぐ申し込むための手続きを行いました。

私たちが与えられたのは施設内の2Kの1室で、トイレはきれいな洋式。小さな台所がついており、お風呂は共用でした。約1カ月利用しましたが、その間に夫は頭を冷やしてくれたようでした。私たちも、いつでも逃げられる場所があるという安心感を得られることができました。

■子どもの預け先、ショートステイなど

上記のように母子で利用する施設ではなく、子どもだけを一時的に預けられる施設もあります。ショートステイといって、ママの病気や家庭の事情で、家とは別の場所で暮らす必要がある場合、役所の福祉課を通して子どもを預けることができます。

費用はかかってしまいますが、児童相談所から紹介される一次保護のための施設よりもかなり設備が整っており、子どもがゆっくりと過ごせる施設です。

もしくは、24時間対応で一時保育も受け入れている託児所もあります。全ての市町村にまんべんなく配置されているという訳ではないのですが、運よく近所にあれば、一度利用してみてはいかがでしょうか?

■離婚してシングルマザーとなり限界を感じることも

体験談を紹介してくれたnamikiさんのように、離婚前に施設に逃げ込むような方もいます。Namikiさんはその後、離婚しましたが、シングルマザーが一人で育児をすることの大変さとはどのようなものでしょうか。

◇シンママが子育てを一人ですることの大変さ

離婚する前にある程度、準備や心構えをしていても、やはりシングルマザーが一人で子育てをしていくことはとても大変なことですよね。とくに、想定外の出来事が起きたときなどはどうしようもなく苦しくなります。どんなことが大変なのか、シンママさんの言葉をもとに集めてみました。

◎経済的な大変さ

「フルタイムで働いていれば給与が普通にあるので、普通に暮らしていけるかもしれませんが、おそらく離婚前のような豊かさは望めないことがあるかもしれません。というのも、ひとり親に支給される児童扶養手当(旧母子手当)が所得によっては支給されなくなるからです。

さらに、養育費が夫から支払われないとか、賃貸住宅に住んでいるとかいう場合には、さらに経済的に苦しくなってきます」

そういう理由で、フルタイム勤務であっても、夜のバイトに出るシンママもいるようです。このママも場合は、子どもがある程度大きくなっている、ということから協力し合ってできているようですが、このように仕事をかけもちしながら頑張っているシンママも実際には多くいるのです。

◎子どもが障害を持っている

子どもが障害を持っている場合、知的な遅れや精神的発達遅れなどで、ママの負担は増します。身体的精神的な遅れや未発達により、簡単なことだと感じられることでも難しいことがあるためです。

このように子育てにかける時間が増えてしまうため、家事や仕事をする時間が削られ、そのために経済的にも身体的にもしんどいと思うママもきっといるでしょう。

◎出張などで家を空けるときに困る

仕事の出張で何日か留守にしなければならないときは、誰か身内に来てもらわないとしんどくなります。子どもが大きければ、晩ごはんはカレーを作っておいて温めさせるか買ってこさせるとかできますし、一人で留守番もできないことはないでしょう。

でも、子どもが小さければ親に来てもらったり預けたりしないとしんどくなります。

■自覚がない! 知らずに限界に陥っているときの特徴3つ

子育てに限界を感じていると自覚しているならまだしも、無自覚の場合は危険です。ストレス過多による精神的限界を起こしているときの特徴を3つご紹介します!

◇短期記憶に自信がなくなる

仕事をしていて「あれ? この資料、何に使うんだっけ?」とか、買い物した後、家に帰って買い物袋を開けたとき「こんなものいつ買ったっけ?」という商品が入っているなど(子どもが不意打ちでカゴに入れたお菓子は別です)、短期的に記憶が欠落している場合は危険信号。

自分で決定して位置付けられているものなのに自分で把握できず、なんのことかさっぱり思い出せないのは、ストレスで情報処理能力が停滞している証拠です。記憶力には個人差があり、人によっては2つ以上の情報処理を同時に行うことができないことも。

ですが自分の記憶力は無意識下で認識できているはずなので、明らかに「あれ? おかしい」と思ったら、それはストレスが限界まで蓄積されている可能性があります。

◇脈拍がはやい、眠れない

ストレスが体に充満しているのに次から次へとやることが多いと、人はリラックスできない状態になりやすくなるそうです。日常的にストレスが絶え間なくかかっていると、安静時でも脈拍が早くなってくることがあります。

次はこれをしなくちゃ、あれをしなくちゃと、起きている間中考えていると、交感神経という体を奮い立たせる自律神経が優位となって、次第に脈が速くなってくるらしいですよ。

また、「よく眠れた!」といえる睡眠をとるには、交感神経とは反対の副交感神経という自律神経の働きが不可欠なのだそう。副交感神経には血管を拡張させ、リラックスできる状態を促進させる働きがあります。

しかし布団に入っても眠れない。目がさえて、考え事をしてしまう。そういった状態が何日も続き、自分でも「これって不眠かなあ…」と自覚できる頃には、すでに一人での育児の限界が近づいてきている可能性があります。

忙しさに飲み込まれてしまわないうちに、ストレスを発散させる方法を見つけましょう。やる気が起きない。急に不安になる鬱状態に近い症状は、育児の限界を体が感じている証拠です。やる気が起きない・不安になるなどのほかにも、

・笑顔になれない

・食欲がない

・家事が手につかない

・人に会うのがおっくう

・子どもの甘えを受け入れられない

などの気持ちの変化には、自分でも敏感になっておいた方が、限界が来る前に自己管理できる可能性か上がります。

■子育てがもう限界と感じたときに読みたい、シングルマザーへのメッセージを集めました

先述したように、シンママの子育ては大変。毎日時間に追われている感じなのに、思うようにいかない育児にストレスを抱えて、もう限界だと思うことがあるかもしれません。でも、目の前にいる子どもはどんな子どもであっても愛しいわが子、だから逃げることもできなくて行き詰ってしまうことってありますよね。

そんなときに、どうしたら今の気持ちや状況を変えられるか、すべてはママと子どものためにできることを、シングルマザーの先輩からのメッセージを集めました。

◎「毎日の仕事、家事、育児お疲れ様です。自分が倒れたって誰も代わりがいないし、なんのために育児しているのかって不安にもなりますよね。私も子どもがご飯をこぼしたら怒鳴りちらしたり、ママと呼ばれるだけでイライラしていたりする日があります。

でも、子どもがいない人生なんてつまらないですよ。子どもがいればイライラすることも多々あるけれど、子どもがいなければこんなに笑って過ごせる日もないですし。今が一番大変なときかもしれないです。お母さんが頑張っている姿を子どもは見てくれているって信じています」

◎「ママが倒れてしまう前に相談しましょう。市役所(区役所)や女性相談センター、子育て支援センターなどで相談できます。話を聞いてもらうだけでも、気持ちが少し軽くなるかもしれないし、何か解決の糸口が見つかるかもしれません。どうしても今がしんどくて限界なら、子どもを一時的に預かってもらう方法も教えてもらったらいいかもしれません」

◎「毎日子どもをしっかり抱きしめてあげるのはどうでしょう。全く意思疎通ができない、かなわないと感じる子どもでも、それをきっかけに母の愛を感じて言うことを聞いてくれるようになるかもしれません」

◎「頑張り過ぎないことです。きっと頑張り屋さんなんでしょうね、子育てを限界まで頑張っているっていうことは。部屋が汚くても子どもが言うことを聞かなくても、1日親子が健康ならそれでよし、くらいな感覚でいくと楽なのではないでしょうか。家事も育児もほどほどに、がいいですよ」

◎「自分や子どもが困らない範囲なら、適当なことをやってもいいと思います。なんていったって、母子家庭は夫からの余計な干渉がないですから。自由だからこそ、自由に決めていいんです」

◎「子どもは日々成長するから、今は誰も労わってくれる人が家にいなくてつらいけれど、いつか子ども自身があなたのことを労わってくれるようになりますよ。そのとき、あのときしんどくて逃げたかったけど頑張って良かったなと思えるようになります」

◎「ちゃんとやらないきゃ、ちゃんとしろよと思うとそれができない子どもや自分に腹が立ってきますよね。そんなときは、それが本当に必要なことなのか無理していないか、それとも自分が疲れているだけなのかを立ち止まって考えてみてはいかがでしょう」

子どもの性格や状況によってアドバイスやかける言葉は変わってきます。ここで紹介したものはほんの一例です。実際の状況や気持ちを一番理解してもらうためには、コミュニティや掲示板で愚痴をこぼしたり、身近な誰かに頼ったり、相談したりするのが近道かもしれません。一度、勇気を出して行動してみませんか。

(文/namiki、ゆー 編集/シンママStyle編集部 画像/123RF)

シングルマザー向けの有益な情報をメルマガ配信します(無料)
メールマガジン登録はこちら

カテゴリ:出産・子育て

シンママStyle編集部
シンママStyleの編集部です。シンママStyleは毎日忙しいシングルマザーのみなさんにお家探しから得する制度まで役立つ情報を毎日お届けします。

PREV

シングルマザーのための情報サイト、シンママStyleです。毎日忙しいシングルマザーのみなさんにお家探しから得する制度まで役立つ情報を毎日お届けします!