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シングルマザーと祖父母との付き合い方で気を付けたいことは?
シングルマザーとして子どもを育てているママ、おじいちゃんやおばあちゃんの助けを借りていますか? 父親のもつ厳しさも、母親としてのやさしさも自分一人でまかなえているから大丈夫?
実はおじいちゃんやおばあちゃんの助けを借りるのはママ自身のためだけでなく、お子さんのためにもなるんですよ。助けを借りるというより、より身近な存在でいてもらうというのが大切かもしれません。
今回は、祖父母に関する内容をお届けします。
■子どもにとって祖父母はママに叱られたときの逃げ場所
家の中にいる大人がママだけとなると、ママに叱られた子どもは逃げ場所を失ってしまいます。おじいちゃんやおばあちゃんが同居していたり近くにいたりしたら、お子さんにとっては大事な逃げ場所になるのです。
おじいちゃんやおばあちゃんは、きっと大きな愛情で受け止めてくれるでしょうから、ママも思い切って叱ることができると思います。矛盾しているかもしれませんが、お子さんが逃げる場所のない状況でママが叱ってしまうと子どもは気持ちのやりどころに困ってしまう恐れがあります。でも、そんなときにお子さんが逃げる場所があれば大丈夫。ママだって、きちんと言いたいことありますもんね。
■ママとは違う性(異性)のいる環境
おじいちゃんが近くにいる方は、ぜひお子さんとおじいちゃんとの時間を持つようにしてみましょう。ママとは違う性(異性)の大人との交流はとても重要です。女性と男性はもともと脳の作りが違うといいますからね。
どんなに男性的な性格のママでも、本物の男性とはやはり違う部分があると思います。考え方、物事の進め方、ものの言い方、他人との接し方。ママのいない状況で、おじいちゃんとお子さんだけの時間を持てるといいですね。
保育園や幼稚園のお迎えをお願いする、お休みの日に一緒にお出かけする、など定期的に会えるとよりいいでしょう。
おじいちゃんやおばあちゃんが同居できる方はした方がいい場合もあります。それは経済的な面だけでなく、これまでに延べてきた理由にあります。ママのためだけでなくお子さんにとってのプラス面があることを一度考えてみてくださいね。
離婚してシングルマザーになったママたち、義父母との関係はいかがでしょうか。離婚の原因によっては、完全に義父母と疎遠になった方もいると思います。そのあと、祖父母と孫という関係はどうなりましたか。
基本的には親同士が離婚して他人になってしまえば、親権をとれなかった側の祖父母は孫に会えなくなってしまいます。しかし、法律上、離婚後の祖父母と子の交流について規定した条文はありません。
また権利の内容・性質面からみても、親と子の面会交流権は親による子の適正監護措置を請求する権利とでも言うべき性質のものとされているところ、子の監護は親の義務ではあるものの祖父母の義務ではありません。
孫の存在が生きがいになっていたのに会えなくなってしまうとショックを受ける祖父母の方々や、その思いを知っていて離婚を踏みとどまっている方も現にいらっしゃるようです。また子どもがおじいちゃんおばあちゃんのことが大好きで会いたいという場合も悩ましいでしょう。
なかには離婚後も、義父母と自分・子どもたちでよく会い、旅行までする関係を保っている方もいるようです。でもそれは一握りのことと思います。「子どものために」という一心で無理をしても、長続きはしないかもしれません。そうすることでママがあまりにつらくなるようであれば、義父母だけでなく義理の家族とは会わない方がいいかもしれません。
ママにとって、お子さんにとって、祖父母の存在は助けてくれる存在であるべきです。頼れるならとことん頼って、大切な人間関係を築いてほしいと思います。逆に今後付き合い続けるのが難しいと思うのであれば無理をしないで割り切っていきましょう。
■【育児の悩み】祖父母世代との子育ての価値観のギャップをどう埋める?
シングルマザーは仕事で子ども面倒をみることができないとき、祖父母に面倒をみてもらうことをおすすめしました。しかし、悩みの種になるのが、祖父母世代との子育てに対する価値観のギャップです。
「子どもが喜ぶから何度もお菓子をあげてしまっている」
「自分が使ったお箸で子どもにご飯を食べさせている」
などといったことに、ストレスを感じる親世代もいるのではないでしょうか。こんな子育てに対する価値観のギャップを埋めるにはどうしたらいいのでしょうか。
◎自分で説明する
子育てに対する価値観のギャップを埋める手立てとして、最初に思いつくのが自分で説明することですよね。自分が思ったこと、感じたことをそのまま説明できるのがいい点ですが、感情的になってしまうと喧嘩の原因となるので注意してくださいね。
説明するときは、「祖父母世代は良かれと思ってしてくれている」ということを忘れずに話をするようにしてください。
◎育児本を見せる
話していると感情的になって上手く説明する自信がない。という方は育児本を見せるのも1つの方法です。本によっては、祖父母世代と親世代の子育てギャップを取り扱っているものもあるので、そういった本を利用するのが分かりやすくておすすめです。
子育てギャップを取り扱った本を2冊ほどご紹介します。
●まんがで「あるある!」 パパ・ママ⇔じいじ・ばあばの子育てギャップ これで解決/戸塚 芳子 (著)
妊娠期~幼児期までの今と昔の子育てについて、4コマ漫画で紹介しています。小児科医によって医学監修されている本なので、楽しみながら現在の育児知識を学ぶことができますよ。
●孫育てでもう悩まない! 祖父母&親世代の常識ってこんなにちがう? 祖父母手帳/森戸やすみ(監修)
妊娠期~幼児期の育児の疑問、今と昔の育児について、イラストを織り交ぜながら分かりやすく説明してあります。早引きインデックスも付いているので、こんなときどうするんだったかな?と疑問も素早く解決することができますよ。
◎第三者の言葉を借りる
自分で説明すると衝突してしまうし、育児本を渡しても読んでくれない。そんなときは第三者の言葉を借りて話をしてみましょう。例えば、「お医者さんがこういう風に言っていたよ」というような切り口で話すと、祖父母世代はすんなり話を聞いてくれる場合がありますよ。
◎祖父母向けフリーペーパーを活用する
・各市町村で発行される『祖父母手帳』
・アカチャンホンポで発行される『育じぃ育ばぁ』
などといったフリーペーパーを活用するのもおすすめです。インターネット上でも見ることができるので、サイトのURLを送ってあげてもいいですし、自宅で印刷をして渡してあげることもできます。
フリーペーパーですが、写真やイラストを織り交ぜながら丁寧に今の育児について紹介しあります。
☆まとめ
シングルマザーは、祖父母に子どもの面倒をみてもらう機会が多いですよね。そこで気になる子育てに対する世代間のギャップを埋める方法をご紹介しました。
少しの言葉がきっかけとなって話がもつれてしまう原因となります。子育ての世代によるギャップの話題を切り出すときは、いつも子どもの面倒をみてもらって助かっていること、子どもを可愛がってくれて嬉しいことをしっかりと伝えた上で話すようにしてみてくださいね。
育児を経験している祖父母世代は、親世代にとって心強い味方になってくれます。しっかりとコミュニケーションを取って理解を深めると、子どもや親世代、祖父母世代の全員がより過ごしやすく、楽しい生活を送ることができます。
まずは話をすることから始めてみてくださいね。
(文/ぺこはうす、千尋 編集/シンママStyle編集部 画像/123RF)
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カテゴリ:出産・子育て
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