出産・子育て

シングルマザーの働き方「時短勤務」と「小1の壁」

「育児・介護休業法」では、育児短時間勤務は3歳未満の子どもがいることが前提になります。そのため、3歳の誕生日の前日までが、法律で定められた時短勤務の適用期間となるのです。それ以降の時短勤務は、事業主に必ずしも課せられるものではないため、法的な強制力はありません。しかし、小学校就学の始期に達するまでの子を養育する労働者に対しての措置として、以下の努力義務が企業に課せられています。

・育児休業に関する制度

・残業の制限に関する制度

・短時間勤務制度

・始業時刻変更等の措置

これらが制定された育児介護休業法の及ぶ範囲は、小学校に入学するまでになります。

そのため、子どもが小学生になると、企業には従業員に対して育児への配慮が義務付けられなくなります。その小学校への就学タイミングは「小1の壁」と呼ばれ、そのタイミングで退職を考える方も少なくありません。

しかしシンママたちに退職という選択肢はほぼないはず。そこで小学校が終わった後に「学童保育」で子どもを預かってもらうケースが多いようです。

学童保育も場所によって異なるようですが基本的には17時や18時までの預かりなので、お迎えに間に合わないこともあります。保護者が迎えに行かないと帰宅できない学童保育も多いので前もってどういうシステムなのかを調べておく必要がありますね。

どうしても迎えに行けない場合の対策として、近所で同じ学童に通わせている数件の保護者で協力し合って交代で迎えに行く、というのを実践している方もいるようです。事前に学童保育の先生に伝えておくと可能な場合もあるようです。

そうすることで毎日の負担を少し軽減しているのですね。ただ他のご家庭とのトラブルにならないように日常的によいコミュニケーションをとることが大切です。

祖父母が近所に住んでいる場合は、お迎えをお願いするのもいいかもしれません。任せきりになると祖父母に負担になるかもしれませんのでよく話し合って決める必要があるとは思いますが、一番頼りになる存在ではないでしょうか。

さて、「小1の壁」にぶつかる前に、退職はできなくとも、転職というのは手かもしれません。とはいえ、小学生に上がる直前になって転職しても、職場の方との信頼関係や人間関係ができあがるのに時間が要るでしょうからタイミングを考える必要がありそうです。

このままの職場では小1の壁にぶつかるな、いずれは転職を。と考えている方は早めに準備を進めた方がよいでしょう。しかしながら、現在正社員で勤めているママが、小1の壁を理由にパート勤務に転職するのは非常にもったいないと思います。

もし長年働いてきている会社であるならば、はなから諦めずに上司や先輩に、仕事を続けながら子育てをしたいことをご相談されることをおすすめします。時短勤務の延長や、フレックスタイム制の導入なども検討してもらえるかもしれません。

筆者の体験ですが、筆者は以前とある専門商社に正社員として勤めていました。昔気質な男社会で、過去に産休育休をとった女性社員の例はほぼなく、みな結婚と同時に辞めていくような風潮がありました。

しかしながらある女性社員の勇気ある説得により、女性社員が産休育休をとれる雰囲気に変わっていったのです。小さな会社ほど、福利厚生面でまだまだ充実していないことがあると思います。子どものお迎えのために早退することも、時短勤務で働くことも心苦しいと感じることがあるかもしれません。

しかし、あなたはママで、お家に帰ってからもお子さんとお家のことをやる仕事が待っています。会社の人は誰も代わってはくれません。勇気を出して交渉してみることをおすすめします。

(文/ぺこはうす 画像/123RF)

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カテゴリ:出産・子育て

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