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シングルマザーが怒らない子育てをするためには? 怒鳴ることは虐待につながるの?

子育てでイライラしてしまいつい怒鳴ってしまった…こんな経験はございませんか?

子育てに限らず、仕事でミスをしてしまい子どもに八つ当たりしてしまったなど、生活していくうえで気を付けていても、子どもについ怒鳴ってしまうことはありますよね。しかし、その怒鳴ってしまう行為はお子さんとの信頼関係がなければ、虐待ではないかと疑われてしまう原因にもなるんです。

傍から見ると、子どもに怒鳴っている=手を挙げているのではないかという思考回路になってしまうんですよね。

そこで今回は、イライラしてついつい怒鳴ってしまいがちな子育てについてまた虐待についてお話しようと思います。後半では、怒らない子育てについてもご紹介します。

■子育てのボーダーライン!? 怒鳴ったら虐待になるのか?

子どもは朝の忙しい時間帯にだらだらと準備もせず遊んでいたり、本当は一人でできるはずのことをやらなかったりと、お母さんをわざと困らせているの?と思うような行動が多々ありますよね。

子どもには大人と同じように時間的感覚はないといわれており、急いで! 早く!と急かされればされる程、時間感覚がない・分からない子になるといわれています。また、それらは成長とともに自然と身に付くものとされていますが、そうはいっても朝の忙しい時間帯にそんなことをされてはたまったもんじゃないですよね。そして、その結果子どもに怒鳴ってしまう…ということに。

最近のニュースでよく取り上げられている『虐待』ですが、虐待を行った親御さんは必ずと言っていいほど『虐待ではなく しつけのためだった』と話すそうです。近隣の住民からの通報では、怒鳴り声が酷く虐待の可能性があるのではといった通報から虐待が発見される例も少なくありません。

そのため2020年4月から親の体罰を禁止する法律が施行されました。虐待防止のためとは分かっていますが、物議が醸し出されています。ですが、虐待とは具体的にどういったものがあるの?と思う方もいるかと思います。

ざっくりお話すると、

・身体的虐待(殴る 蹴る 等の暴力)

・性的虐待(子どもへの性的行為等)

・ネグレスト(食事を与えない 病院へ連れていかない等)

・心理的虐待(怒鳴る 無視する DV等)

今回紹介する、怒鳴るという行為は心理的虐待に該当するということですね。

■怒鳴った後の罪悪感…一人で子育てをするシングルマザーが思うこととは

怒鳴ることが虐待であるお話ししましたが、怒鳴っている側としても怒鳴った後の罪悪感は相当なものがあります。

今日は怒鳴らず子どもときちんと向き合って、ゆっくり話を聞こうと思っても言うことを聞かないのを目の前にするとやっぱり怒鳴ってしまい、また反省をするという繰り返しにうんざりしてしまいますよね。

ではどうすれば怒鳴らずに落ち着いていられるのかを考えてみましょう。筆者である私も子育てをしながら一生懸命考えましたがなかなか答えはでませんよね。

でも一つだけ私が心掛けていたことは、子どもに対して怒鳴ってしまいそうなときはサッと子どもから離れていました。もちろん外出中などではなく家にいるとき、子どもに危険が及ばない範囲でですが…。

そうするとお母さん自身も落ち着くことができますし、子どもも子どもなりに何も考えていない訳ではなく、どうして嫌!と拒絶するのか、お片付けをしないのかきちんと理由があることが分かります。

そこをお母さんとお子さんの間でどっちも譲らないでいると、最終的に怒鳴って子どもに言うことを聞かせてしまう、命令して従わせてしまうことになるんですね。そこで一旦距離を置くことでゆっくり子どもと向き合うことができ、キチンと理解させたうえで次のステップへと進むことができます。

■子育てが楽になるアンガーマネジメント! 実際役に立ったコントロール法3つ

先述した通り、子育てでストレスや怒りがない人なんていませんよね。ストレスとプレッシャーのなか、子どもに怒りを感じて、しつけのつもりでつい叱りすぎてしまいそして後悔…。そんなことを繰り返さないための心理トレーニングがアンガーマネジメントです。

ネットやテレビでたまに見かける言葉ですが、アンガーマネジメントって家庭でどう生かせばいいのでしょうか。5人の子どものママの私が実践し効果があったアンガーマネジメントをご紹介します!

◎子どもの前で声に出してカウント。まずは5秒。そのうち10秒に。

アンガーマネジメントの仕組みですが、自分の怒りの原因や傾向を知って分析。そうして怒りを徐々にコントロールしていくといった方法。しかし子育てのなかで自分の分析なんてする暇がないのが現実。

ですから、まず子どもに叱ったことを後悔した次の日、また子どもにきつく当たりそうになったとき「1..2..3..4..」と声に出して数を数えてみてください。(心の中ででもいいですよ)最初は5秒。もっといけそうなら10秒までいってみましょう。

数えているうちに、怒りはあるもののその勢いが収まります。冷静になって怒りを客観的に見ることができるようになるので、その作業の中で「子どもに強く怒鳴る・叱る」という行動が自然となくなります。

◎「こうでないといけない」をやめる

子どもには手作りでバランスのいい食事を与えなくてはいけない。「自分のことは自分で」を家庭でしっかりしつけなくてはならない。汚す、散らかす、片づけないことに対し、決して指導を怠ってはいけない。子育てに熱心で、子どもを立派な大人に育てようと思っているお母さんだからこそ「こうでないといけない」にとらわれるのですが、これが怒りの原因になります。

育児に目標はとても大切なのですが、高すぎる目標はママの首を絞める結果に。こうでないといけないと思う前に、まず子どもを観察してみてください。表情をよく見て、本当にママの言っていることの意味が分かっているかどうか確かめてみてください。

「片づけなさい!」と言っているのに、毎日出すだけ。片づけない。→「片づける」の意味は分かっているか。ママが注意したとき他のことに集中していないか。全然子どもに指導が浸透しない場合、「私頑張ってるのに!」という気持ちが勝てばいったんしつけはお休みしましょう。

もしも「どうやったら子どもがきいてくれるんだろう」と思う気持ちがしんどい気持ちに勝っていれば、ゲーム形式にしたり、ママとのお片付けバトルにするなどいろいろ工夫してみるといいですよ。

◎怒らないで済む環境を作る

怒らないで済む環境ってなんでしょう? 例えば怒りの原因が、子どもがリビングではしゃぐので下の階の方から苦情が。でも子どもに何回「静かにしなさい!」と言っても言うことを聞かなくて怒りが込み上げてくる。

そんなときは、子どもをなるべく公園で遊ばせるなどして外で疲れさせる。それができない場合はバストイを充実させ、ぬるめのお風呂で遊ばせる、リビングと廊下にパズルマットを敷き詰める。

といった、環境のことです。しつけを頑張るママにとっては「それは逃げなんじゃないの?」と思ってしまうような行動です(子どものわがままを聞き入れて進化っているわけですから)。

しかしのびのびとできる環境のなかだと、子どもは自然とママの注意を聞いてくれるようになります。「公園遊ぶけど何時までだからね」とか「お風呂で遊んでもいいよ。でも最後におもちゃは片づけようね」などと遊ばせる前に言って聞かせると、意外と覚えていて聞いてくれます。

そうやってママも自分の怒りの種となる要因を減らしていくと、起こる癖も自然となくなっていくでしょう。

■シングルマザーが怒らない子育てをするためには? 先輩ママが実践していることのまとめ

女手ひとつで子育てを頑張るシングルマザーの場合、子育てに余裕が持ちにくく、つい怒りやすくなってしまうのは前述したとおりです。アンガーマネージメントを実践しつつもつい怒ってしまった後、子どもの悲しい表情を見て、怒ったことを後悔するくらいなら、いっそ怒らない子育てを目指してみませんか。そこで、先輩ママが実践している怒らない子育てをまとめました。

■「怒る」と「叱る」はちがう? その線引きについて知る

怒らずに叱りましょう、といわれますよね。叱ることは許させるけれど、怒ることはあまりいいことではないようにいわれます。そもそも、怒ることと叱ることの違いってなんなのでしょうか。それを知ることで、今日から子どもを怒る時に少し冷静になれるかもしれません。

◎「怒る」とは

感情まかせに怒鳴ったり、厳しい言葉をかけることです。例えば、子どもがいつまでもテレビを見ていて宿題をしないことに、注意をしても聞かないので、イラっとして「テレビを見るのをやめなさい!」と声を荒くしていうようなことです。

◎「叱る」とは

感情まかせに怒るのではなく、子どもの好ましくない言動に対して注意をしたり、正しい行動へと導くようにすることです。しつけともいわれますが、親が発した言葉や行動がその子どものためになっているのかどうかというのが重要なポイントです。単純に腹が立ったから怒鳴った、というような行動はしかっているのではなく、怒っているということになります。

■理由を添えて肯定的に言葉をかける

子どもに対して、あれだめ、これだめ、など一言で終わらせず、それがなぜいけないのかを理由を添えて説明してやることが時には大切です。ちょっと面倒ですが、親の言うことが分かる年齢になった子どもにはとても効果的です。

ちなみに、我が家では、いつまでもだらだらと食事をしていて完食まで時間がかかる子どもがいて、「いい加減に早く食べなさい!」などと怒っていましたが、こんな風に言ってみることにしました。

「食事を30分以上かけて食べていると虫歯になりやすいんだよ。早く食べたらずっときれいな歯でいられるよ、プリンセスみたいに(女の子なので)」と言うと、なぜか必死になって食べ始めます。

ちなみに、虫歯になっちゃうよ、という否定的表現よりもプリンセスのようにきれいな歯でいられる、という表現しか記憶に残っていないようです。それだけ、肯定的な表現って子どもの心に響くのだと感じています。

■子どもに怒る言葉のナンバーワンは「早くしなさい!」。それを言わずに済ませる実践法

子どもが食事の準備ができてもおもちゃを片付けないとか、明日の学校の用意を寝る前になってもなかなか済ませないということはよくあることです。親はそんな子どもができないとかしないこととかにイライラしてしまいますよね。

ママが子どもに怒る言葉のトップは「早くしなさい!」だそうです。一回で聞かなければ何度も繰り返し言うことになり、だんだん言葉や声の大きさもイライラとともにきつくなりがちです。ママも子どもも疲れますよね。そうならないために、どんなことができるでしょうか。

◎子ども目線に降りてみる

「今から30秒でお片付けするよ、よーいドン!」と競争してみます。ときには、「これができたら一口チョコプレゼント!」とゲームみたいにすることもあります。子どもは「ええ~できないよ!」などと言いながらちょっと嬉しそうに取り組んでくれますよ。

親も笑顔でいないと子どもも笑顔にはなりません。鬼の顔で怒られながらする片付けは子どもにとって苦しみでしかないと聞いたことがあります。

◎ママの時間を15分だけあてると決めて子どもと一緒にする

本気でやれば片付けや明日の準備も3分もあればできるはずです。ただ、普段からできていないと子どもだけでは時間がかかるから、ママの時間を15分子どものために割いてあげると決めて、子どもの横にいて指示だけ出すようにしています。

◎「捨てるよ!」で一気に片付く

何を言っても片付けないで散らかりっぱなしなので、「これ片付けないと捨てるよ!」と最終的には言います。すると、一気に片付け始めます。ただし、子どものものだけに限りますが。

■思わず怒ってしまった、そんな時にシングルマザーが取るべき行動は?

怒らないで済むならママだって怒りたくないものです。怒るのって結構エネルギー取られませんか? そんなことに使うくらいなら、家事をするエネルギーに回したいくらいですよね。

ママだって一人の人間。怒ることが子どもにとってあまり良くないと知っていても、つい怒ってしまうことだってあります。「子どもが自分のことを嫌いになるかもしれない」「ちゃんとした子どもに育たないかもしれない」なんて落ち込む必要はありません。つい子どもに怒ってしまったとき、先輩シンママはどんなことをしているのでしょうか。

◎抱きしめる

愛情が伝わっていれば、親が多少怒ったくらいで子どもがぐれたりはしません。「大好きだよ」「あなたのためにと思ってついきつく言っちゃったよ」などと言って、抱きしめてあげるだけで子どもは安心します。

◎時間を置いて説明する

親が怒った後、子どもが猛ダッシュで部屋に閉じこもってしまったことがあります。そのときは何を言っても受け入れてくれなかったのですが、しばらくすると部屋から出てきたので、そのときに「さっきママが怒ったのはね…」と説明して、本当は怒りたくなかったんだということも伝えるようにしています。

◎怒った分、別のできたことで褒めちぎる

できないことを怒るより、別のできたことをほめようという意識を持ってはどうでしょうか。仕事などで疲れたときはちょっとしたことでイライラしがちです。だからそんなときはちょっとしたことは見逃す気持ちでいると楽です。

例えば、明日の学校の用意ができていなかったら私が怒らなくても子ども自身が学校で困って学ぶことなんだから、くらいの気持ちで。ママ自身に気持ちの余裕がある時には、しっかりと向き合ってあげたらいいんじゃないかなと思います。

そして、つい怒ってしまったときには、そのときに反省して、次は子どものいいところ探しに目をやるようにしています。怒った倍くらいのパワーでほめてあげたらいいのではないでしょうか。

☆まとめ

虐待で死んでしまった子どもたちのニュースを見ると悲しいのに、自分の子どもには優しくできない。一体なぜ。苦しいような腹立たしいような、そんな気持ちと、筆者である私も子育てのなかで向き合ってきました。

でも誰にも頼れなかったし、ネットで原因を探って情報を実践してもうまくいかなかったりして悩みました。子どもが小・中・高と大きくなっていくうちに悩みはなくなるかと思いましたが、いまでもなんらかの心配事と格闘中です。

怒りとうまく付き合いながら、上手に育児していってくださいね。

(文/音葉、namiki、ゆー 画像/123RF)

カテゴリ:出産・子育て

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