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子育てに影響あり? 子どもにニュースを見せるときに気をつけたいこと
早いうちから社会を教えるためのツールとして、子育てにとても役に立つニュース番組。ですが、ときには殺人事件や虐待など残酷なことも報道されます。やはりニュースであるがゆえに予告などはなく、内容を選んで見せるのは難しいものがあります。
子どもはこうした出来事に耐性がないため、大人が思っている以上にショックを受けて深刻な心理的ダメージを負ってしまうことも。
本記事では、小学校低学年以下の子どもにニュース番組を見せるうえで注意したいポイントをまとめました。
■衝撃事件などをまとめた特集には注意
殺人事件や自然災害などのショッキングなニュースは、多くの放送局で連日特集が組まれます。こうした番組では、事件の残酷性や加害者などの残忍性がよりクローズアップされて詳しく伝えられます。「まだニュースの内容は難しくてあまり分からないだろう」と思っていても、特集で詳しく報じられればさすがに子どもも段々と恐ろしさが分かってきます。そして大人が思っている以上の恐怖心を抱えてしまうことがあります。
事件から何かを教訓にできれば良いですが、残酷なニュースに耐性がない子どもが恐ろしい情報を処理するのは大変なものです。ただただ怖いニュースが脳裏に焼きついてトラウマのようになってしまうことも。場合によってはストレス障害を発症したり、悪夢などにうなされることもありえます。
だからと言って、少しでもニュースが流れるたびにいちいちテレビを消すなど過敏に反応しては、かえって子どもの不安感を煽ることになりかねません。なるべく子どもの前で残酷な事件の特集を見ることは避け、もしも子どもがニュースを怖がっているようなら安心させてあげるようにフォローしてあげましょう。
■虐待などのニュースはさりげないフォローを
虐待によって子どもが亡くなってしまう事件が相次いだことで、虐待問題はより多くの人の関心を集めるようになりました。
報道されて社会に問題の深刻さが認知されるのは良いことですが、「虐待の末に親が自分の命を奪う」というのは、当事者ではないとしても子どもにとって非常にショッキングなこと。当たり前のように自分を守って愛してくれる存在だと思っていた親によって殺められることがある、という情報から大人への信頼が揺らいでしまうことも。
恐怖心を煽るような発言は避けるとともに、「何があっても守ってあげるから大丈夫」とさりげなく伝えて安心させてあげましょう。
■ニュースを流したまま放置しない
バラエティ番組やアニメなどは見せるものを選んでいる家庭も多いと思いますが、ニュースについては油断してつい流しっぱなしにしてしまっている方も多いのではないでしょうか。
ですが、ニュースは子どもにとって刺激が強すぎる情報が含まれていることも多々あります。ニュースを流したまま料理などの家事に集中している間に、子どもが恐ろしいニュースを聞いて不安に駆られていることに気づけない場合もあります。
ニュース番組は子どもにとって社会勉強になるメリットもあるので、まったく見せないようにする必要はありませんが、子どもが恐怖心を感じているときはすぐにフォローできるように、なるべく一緒に見ましょう。
☆まとめ
ニュースは、バラエティ番組やアニメよりは子どものためになりそうなイメージがあるのでつい油断してしまいがち。ですが、ニュースの内容によってはリアルな情報だからこそ、子どもが大きなショックを受けてしまうこともあります。
もちろん、早いうちから社会の話題に触れることで勉強になるというメリットは大きいですが、デメリットの部分についてはしっかりフォローしてあげることが大切。少しずつ社会の出来事に対して耐性がついてくるまでは見守ってあげましょう。
(文/こまち 画像/123RF)
カテゴリ:出産・子育て
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