出産・子育て

シングルマザーの子育てで意識するべき大事なこと

子育てには悩みがつきもの。子どもの幸せな未来を願うからこそ、成長過程ではいくつもの問題に直面します。それに加えて、シングルマザーにはシングルマザーならではの子育ての悩みもたくさんあるはず。

本記事では、シングルマザーが子育てで意識しておきたいポイントをまとめました。

■子どもの寂しい気持ちに敏感になる

家計を支えるシングルマザーは、ときには子どものそばにいてあげるのが難しいことがあります。保育園や幼稚園に預けておく時間が長くなってしまったり、一緒に過ごしていても仕事で疲れていてなかなか遊んであげられなかったりすることもあるかもしれません。

母親の大変さを分かっているからこそ、寂しいという気持ちを押し殺してしまう子どももいます。だからこそ、その気持ちはやはり親のほうから汲み取ってあげることが大切。一緒に過ごせる時間は限られてしまうなら、せめて一緒に過ごせる時間は積極的にコミュニケーションをとりましょう。

今日の出来事を聞いてあげたり、反対に自分のことを話してあげるのもおすすめです。家庭のなかを、子どもと自分にとって居心地のいい場所に整えるように意識しましょう。忙しい日々のなかでも、愛情を伝えてあげることだけは大切にしてくださいね。

■優先ポイントを決める

仕事・家事・育児の3つはどれも欠かせないもの。すべて完璧にしなければならないような気がしてしまいますが、本来はどれかひとつでさえ完璧にこなすのは難しいものです。2足のわらじどころか3足のわらじのシングルマザーは、力を抜くポイントを作ることが大切です。

例えば洗濯物のタオルなどは畳まずしまうようにしたり、靴下をそろえる手間を省くためにすべて同じものにしてしまったりするのもおすすめです。たまには残業の日の夕食をお惣菜にするだけでもぐっと負担が軽減されます。手料理よりは食費がかかってしまいますが、その分の調理時間と引き換えに休めるのならいいと思えるときもあるはず。優先順位を決め、手を抜けるポイントをいくつか用意しておきましょう。

また「子育てだけは手を抜きたくない!」という方は多いですが、ときには自立を促して見守ってあげることも大切。「こう育ってほしい」という願い通りにならないことも多々ありますが、どんな子どもにも個性があります。子育てのうえで譲れないポイントは持っておきたいところですが、自分自身もときには気楽に構えることも大切です。

■マナーをきちんと教える

家族のかたちの多様性は認識されつつありますが、それでもまだひとり親に対してマイナスなイメージを持つ人も一定数います。これから否応なくさらされうる偏見に子どもが打ち勝てるようにしてあげたいもの。

勝手な偏見なので本来気にする必要はないことですが、余計なところで後ろ指をさされないためには、基本的な常識やマナーをきちんと教えておいてあげましょう。これが身についているだけでも、意地悪なまなざしをぶつけてくる人はぐっと減るはず。また、子どものうちに身につけた常識やマナーは一生役に立ちます。

ただ、親が過度にひとり親であることを気にしてしまうのは子どもにも良くないもの。ガチガチに常識やマナーを教え込めばいいというわけでもありません。あくまでも、子どもが偏見に負けずのびのび生きていくための武器として考えておくことが大切です。

■たっぷりの愛情を注ぐ

子どもはいくつになっても、母親からの愛情を求めています。言葉下手でも、「大好きだよ」「大切だよ」と子どもに伝えるようにしましょう。小学生くらいまでのお子さんならぎゅっと抱きしめるなどのスキンシップも効果があります。

仕事をしている平日は子どもとの時間が持ちにくいシンママさんでも、毎日一言愛情を伝えたりハグをしたりすることで、「ママはあなたを愛しているよ」ということが十分伝わるのです。親に愛されているという実感を持った子どもは、健全な大人になるといわれています。

■甘えるところには甘えて、しっかりと自立する

子どもが小さいときには、手がかかるので、とくにいろんな人の手を借りて甘えましょう。親や知人友人、保育園や地域住民(ファミリーサポートなど)があります。ママ自身の物理的精神的な負担が軽くなるだけでなく、いろんな人と関わることで子ども自身にとってもいい影響があります。

しかし、一人で子どもを頑張って育てているのだから多少のことは多めにみてよと思うのは単なる甘えです。離婚してシングルマザーになったことで、一家の大黒柱にもなったわけです。収入がなければ子どもと生活をしていくことができません。子育てには教育費もかなりかかります。

そして、子どもは何よりも親の背中を見て育ちます。「ママが一生懸命働いている」という姿を見せることで、子どもも見習って将来のことを考えるなどいい影響も与えます。今後の生活の基盤を作るために、経済的にも精神的にも自立した大人を目指さなければなりません。

■世間体を気にせず、堂々と

シングルマザーが決して珍しくはなくなっていますが、それでも世の中にはいろんな人がいて、シングルマザーと聞いただけで誹謗中傷をしてくる嫌な大人がいます。

でも、そういう人の言うことをいちいち真に受けて気にしないようにしましょう。「何もしらないばかな人が何か言っているわ」という感じで。言いたい人には言わせておけばいいのです。きっとそういう人は、他の人の欠点やその人が気にしていることに目を向けていろいろ言っている人だし、偏見がある人なのでしょう。

あまりそういった世間体や周りの目を気にしていると、子どもも委縮してのびのびと生活することができません。何か問題行動を起こして謝罪する時も、片親であることが問題になったのではないと自信を持って普通に毅然と謝罪をすることが大切です。両親そろった家庭でも、友人ともめごとを起こしたりトラブルを起こしたりするものです。

シングルマザーであることは悪いことでもなく、引け目であることでもありません。堂々と胸をはって「子どもと2人で幸せです!」と言い切っていいのです。

■女としての幸せよりも子ども優先で

女性として、いつかはまた結婚したいとか誰かとお付き合いしたいと思うのは自然な願望ですよね。もちろん、恋人がいてもいいし、再婚だって考えてもいいですが、子育て中は子どもを優先に考えていかないと子どもはそれをすぐに見抜いてしまいます。「ママは私よりも男の人が大事」だと思ってしまうと、心身のバランスを崩してしまうかもしれません。

そこは母親として気持ちや行動にブレーキをかける必要があります。再婚相手を見つける場合には、子どもとの相性も考える必要があります。

■子育てのゴールはいつ? 子育てには目安が大事!?

考え方として子育てには、大きく分けて前半と後半があると思うと楽かもしれません。例えば、前半は小学校を卒業するまでで、後半は中学生からと考えます。そうすることで、前半戦は人生の大きな軸を作る時期であり、とても大切な時期であることが分かります。

ですから、前半で自分の好きなことや興味のあることをたくさんやらせることがカギになるのです。そして、後半になると前半で学んだことが軸となり、人間関係や勉強に大きく影響してきます。

◎子育てのゴールは大学や専門学校などを卒業するまでを目標に!

子育ては、長いマラソンのように休憩が少なく、自分がゆっくりする時間も少ないですよね。しかし、中学校に上がる頃には自分の行動範囲も増え、親が手を焼くことも少なくなります。ただ、この頃になると、自分の好きなように振る舞い反抗期に突入しますよね。

反抗期には親の言うことを聞かないこともありますが、見守ることも大切です。あれこれ言いたくなることもありますが、ここはぐっと我慢して本当にダメなことだけを注意するようにしましょう。

そうすることで、自然と自分がどうしていきたいのかを自分自身で模索できる人間になると思います。

◎ゴールを見据えて子育てしよう! いつかは離れるときがくる?

子育てをしていると、この状況が永遠に続くような錯覚になりますよね? しかし、子育てには必ずゴールがあり、いつかは自分のもとを離れる日がくることを忘れてはいけません。ですから、子どもを産んだときから、いつかは自分の手を離れる存在という思いで子育てをすると子育てが変わるかもしれません。

いつか、自分のもとを離れても、ちゃんと仕事をして生きていける人間に育てるという感覚が大切です。そうすることで、子どもが巣立ったときには、うまく親離れ子離れができるでしょう。

◎子育てが終わっても自分の子どもであることは変わらない!

子育てに終わりが見えてきているシングルマザーの方もたくさんいると思います。実際に、子育てに終わりが見えてくると、あんなに大変だったのに無性に寂しくなってきませんか?

たしかに、親元を離れて遠いところで就職するとなると、少し寂しいかもしれませんね。しかし、たとえ大きくなっても自分の子どもであることは変わりありません。

ただ、たまに会っても、「ああしなさい」「こうしなさい」という言葉はタブーです。子どもが帰省したり、子どもに会いに行くときには大人としてよいアドバイスができるような親になりたいですよね。

~まとめ~

シングルマザーの子育ては人一倍苦労も大きいですが、間に入るパパがいない分、親子の心の距離は近いといわれています。そのため、本音で語り合えたり笑いあえたりする時間は濃いものになります。一緒に笑い合える時間も限られています。子育てにはゴールがありますからね。その限られた時間を宝物にするために、気持ちをしっかりと持って日々の育児を頑張り過ぎず、頑張ってください。

そのためには、ポイントを押さえつつ適度に力を抜くことが心がけましょう。絶対に譲れないことを決めたうえで、あとは子どもと一緒に楽しむ気持ちが大切です。

(文/こまち、まゆまゆ、ゆー 編集/シンママStyle編集部 画像/123RF)

カテゴリ:出産・子育て

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