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シンママの子育てには地域の環境とサポート体制の充実が大切
子育てをするには地域との関りがとても大事です。故に住む場所の選択は重視すべきで、子育てしやすい街を求める人が少なくありません。環境は勿論のこと、自治体のサポート体制、仕事場へのアクセスなど様々なことをリサーチする必要があります。
以前は、定年後田舎暮らしを希望する年配者の移住がよく取り上げられていました。最近では、若い世帯の移住を推奨する自治体が増えています。中には住処を無料で提供する所まであって、地方の意気込みが伺えます。
今回は、子育てしやすい街とはどのような街なのか? 地域としての取り組みなどを探っていきましょう。
■子育てしやすい街とは?
子育てしやすい街と言っても、様々な観点からリサーチしなければなりません。経済面、環境面なども地域によって異なってきますから、家族としっかり話し合いをするのが先決です。そして「共働き子育てしやすい街ランキング」というのが2015年から公表されています。このようなランキングを参考にすれば、ある程度絞れてくるのかもしれません。それではどのような観点からランキングを決定するのでしょうか?
◆「自治体の子育て支援制度に関する調査」
調査対象:東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、岐阜、三重、大阪、兵庫、京都の主要都市と全国の政令指定都市、都道府県所在地の162自治体
2018年の調査では、143自治体から回答がありました。それを元に下記の観点からランキングが決定されました。
- 認可保育園の受け皿がどのくらいあるか
- 幼児教育の充実度
- 病児保育施設の充実度
- 医療費の助成制度
- 学童保育の充実度
- 保育士の確保や保育士の質への取り組み
- 産後ケアの取り組み
- 不妊治療助成があるか
- 児童虐待の取り組み
上記の内容が主なものですが、やはり医療や助成金の充実にポイントを置く人が多いのは確かです。医療費助成は市町村によって異なるものですから関心度が高いのでしょう。
◎2018年度結果
1位が栃木県宇都宮市、東京都新宿区の2自治体となり、3位に神奈川県厚木市、東京都千代田区と続きます。首都圏の自治体が上位を占める結果となっています。大阪府の堺市は17位で、福岡県福岡市21位、大分県大分市23位といった地方自治体もランキングしています。
このような結果を参考にしたりして移住計画を立てるのも良いでしょう。
◆各自治体のユニークな取り組み
自治体によって子育て支援は色々あって、独自の支援制度を打ち出している自治体も少なくありません。その中にはユニークなものも結構あります。
◇三重県鳥羽市:3万円分の子育て支援券の発行
◇千葉県流山市:駅から保育園の送迎支援
◇北九州市:お人形の「メルちゃん」が北九州子育て応援大使に就任
上記は一部ですが、面白い取り組みもあって地方自治体の意気込みが伝わってきますね。
◆住む街のリサーチは大事です
ある程度住む地域が決まれば、実際その街を訪れてみることは重要です。街の環境や住んでいる人の暮らしぶりを見ると必ず見えてくるものがあります。公園などに行けば、親や子供の様子が伺えますし、少し会話することで子育てに関する情報も得られるかもしれません。子供をあまり見かけない街は、子育て世代が少ないということに繋がります。又道路や歩道がしっかり整備されているかというのも注意点になります。
子供が安心して歩けるような環境でなくてはなりません。街を散策することで、商業施設や病院、学校なども確認することができるでしょう。もしも物件が決定しているなら、一番気になるご近所のリサーチは外せません。最近はご近所トラブルが問題視されていますから、念には念を入れた方が良いですね。
■まとめ
住む環境は大事なポイントですが、人との関りがプラスにもマイナスにもなるように思えます。これは大人にも子供にも言えることで、転校した学校に溶け込むことができないのは辛いですからね。今の時代はいじめ問題も深刻になるケースが多いですから、親は子供のSOSを察知しなければならないでしょう。
昔と違って、今は地域ぐるみで子育てをサポートするのが難しい時代となっています。
「余計なお世話!」と言われないかという心配が、サポートの一歩を阻んでいるのかもしれません。時にはお節介も必要ではないのかと思うのですが、どうでしょうか?
(文/たぬこ 画像/123RF)
カテゴリ:出産・子育て
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