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PMSに効くって本当?働くシンママに知ってもらいたい上手なピルの使い方!
ピルって避妊するためのお薬としての認知度が高いですよね。実際、継続的にピルを服用している方の避妊率は100%に近く、妊娠したくない方の強い味方でもあります。そんなピルですが、他にも子宮内のトラブルやイライラの原因となる月経前症候群を穏やかにする作用もあって、日常的に使用している女性もたくさんいるんですよ。
ピルの避妊以外の利用法やその副作用について詳しくご紹介します。
■ピルの効果とその値段は?
月経前症候群(PMS)って知っていますか? 特に女性は30歳を過ぎてくるとおおむね大半の女性がこのPMSに悩まされています。
主な症状は排卵してから生理が来るまでの間のイライラ、頭痛、腹痛、全身倦怠などです。体にストレスがかかっていると余計にひどくなる傾向にあり、常に疲れがたまっている忙しいシングルマザーには厄介な症状です。
その症状を和らげてくれるのがピル。ピルにはエストロゲンというホルモンとプロゲステロンという黄体ホルモンが含有されており、気持ちを穏やかにしてPMSの症状を抑えてくれます。21日間続けて飲むと、排卵が起こらないので生理も来ません。また子宮経管粘液の成分を変化させ、妊娠しにくくします
入手方法は、婦人科受診でPMSの症状の状態を訴え、処方してほしいと医師に伝えるだけでピルは簡単に手に入ります。1シートは約2000円。近年はインターネットでも手軽に手に入るようですが、きちんと医師と薬剤師から薬の説明を受けることをお薦めします。
ちなみにピルの処方に各市町村が設けている母子に対する医療費の助成制度が適応されない可能性もあります。
なぜかというと、ピルの使用用途が日常生活を円滑にするためだけのものであれば、それは医療の部類に入らないからです。妊娠したくない、PMSを予防したいという希望だけでは、助成制度枠には入らないんです。
■ピルの副作用をよく知っておこう!
ちょっと怖いことをお知らせしますが、ピルの副作用は血栓症です。血管の壁に体内の老廃物こびりつき、それがふとした時に血管に流れて、血管に蓋をしてしまう。これが脳で起こった場合脳血栓といい、強い後遺症を残すことがあります。
ピルを服用しない人の血栓症発症率がは10万人に5人。ピル服用者はその3~5倍になると言われています。タバコを吸う人は特に服用に注意してほしいと医師から指導があるはずです。さらに5年以上ピルを服用すると子宮頸がんになる確率が上がります。
■他にもたくさんあるピルの服用の利点!
避妊やPMSの症状緩和だけでなくピルには様々な効果があります。1つは子宮体がん発症率を下げる働きです。子宮体とは子宮頚部の上にあたる洋ナシ状に膨らんだ部分の事。妊娠時赤ちゃんの部屋になる部分です。約50%子宮体がん発症率を下げます。また卵巣がんの発症率も同じ確率で下げます。ピルを長く飲んでいればいるほど発症率が低くなります。
次に子宮内膜症の治療です。3~6週間、ピルを連続服用することで子宮内膜症と月経困難に良い影響を及ぼします。月経困難症・月経過多といった整理に関する治療にも使われます。月経困難症においては月経前の激しい腹痛を和らげる。月経過多では多すぎる月経量を平均的な量に抑える働きをします。
最後にニキビや肌トラブルが減るという効果もご紹介します。
ピル服用にて、通常ホルモンバランスの変化から起こる肌の油脂分の変化が起こりにくくなります。
よってニキビ、テカリといった女性を悩ませる肌トラブルから解放されるという訳です。
☆まとめ☆
ピルは避妊やPMS症状の緩和にひと役買うだけでなく、女性特有のがんの予防にもなります。継続して服用することで血栓症というリスクも伴いますので、ちゃんと医師と相談しながら服用の継続をお考え下さいね。
(文/namiki 画像/123RF)
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カテゴリ:美容・健康
- シンママStyle編集部 シンママStyleの編集部です。シンママStyleは毎日忙しいシングルマザーのみなさんにお家探しから得する制度まで役立つ情報を毎日お届けします。