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子育て中に感じる、頭痛や吐き気は要注意! 原因と母子でできる対処法
子育て、家事、仕事と3役もこなすシングルマザーは、ストレスを抱えやすく、それが頭痛の引き金になっていることもあります。ストレスこそが目の疲れや肩こりにつながって片頭痛を起こしているママもいるようです。頭痛を繰り返すこともあるママもいて、つらいですよね。少しでも頭痛を軽くするためにできることを紹介します。
■子育て中の頭痛と吐き気の原因は?
子育てしていて感じる頭痛や吐き気の原因を知ることによって、その後の対策法が大きく違います。自分が本当にその原因から頭痛や吐き気の症状が出ているのかということをチェックする必要があります。では、どういった原因が考えられるのかをみていきましょう。
◎肩こり
年齢に関係なく、肩こりから頭痛がしたり、ひどくなると吐き気をもよおしたりすることがあります。以下のような人が肩こりになりやすいといわれています。
・仕事やプライベートでパソコン作業やスマホを見ることが多い人
・姿勢が悪い人や猫背の人
・長時間子どもを抱っこしたり背負ったりすることが多い人
・運動不足の人
・体が硬い人
とくに、長い時間同じ姿勢でいることが肩こりや腰痛を引き起こすといわれています。子どもが小さかったり赤ちゃんだったりする場合は抱っこすることも多く、負荷が肩に集中的にかかることが多いですので肩こりに悩むママも多いのです。
また、肩こりだけでなく、スマホやゲームにより目を酷使することによって視神経が疲れてしまい、頭痛が起きることがあります。これは、子どもにも見られるケースです。
◎疲れや睡眠不足
考えてみれば、産後もろくに眠れず、ママはずっと寝不足のまま走り続けているのです。休息を十分に取ることができなければ疲れやすくなり、頭痛などさまざまな体調不良を引き起こします。睡眠不足や不眠に悩まされるようになると、吐き気につながってくる場合もあります。
子育てでどれくらい自分が疲れているのか、ネットなどを利用してチェックしてみるのもいいでしょう。質問項目を見ながら、「あ、これは自分に当てはまるな。疲れているな」ということに気付くきっかけにもなるかもしれません。
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◎ホルモンバランスの乱れ
産後はホルモンバランスが乱れやすく、情緒不安定になりがちです。産前産後は普段めまいを感じたことがない人でもめまいを起こすなど、三半規管の調整もうまくいかないことがあります。気を付けていても、少しのことがきっかけでストレスを感じたり体調が思うように整えることができなかったりします。
◎ストレス
思うようにいかない育児や、子育て中はやりたいことも我慢しなければならないことなどでママはストレスが溜まりがちです。そこでうまく発散できないと、イライラして頭に血がのぼりやすくなったり悩み過ぎて頭痛が起きたりします。
ひとつひとつのストレスは小さなものでも、たくさん重なると大きなストレスとなって行動や体・心の3つに現れてくるとされています。
以下の項目に1つでも当てはまるものがあれば、ストレスを持っていることになるので要注意です。
・行動へのあらわれ
外へ出るのが嫌になる、食べ過ぎてしまう、ゲームやスマホの時間が増える、人やものに当たってしまう、じっとしていられない
・体へのあらわれ
眠れない、だるい、頭が痛い、お腹が痛い、食欲がない、肩がこる、ドキドキ動悸がする、すぐ疲れる、目が回る感じがする
・心へのあらわれ
不安になる、怖くなる、落ち込む、やる気がなくなる、意味もなく悲しくなる、孤独だと感じる、イライラする、小さなことでも心配になる、もやもやする、今起きていることが本当だと思えない
■母子でできる、頭痛と吐き気の対処法
子育て中に感じる頭痛や吐き気は放置しないことが大切です。放っておいても、悪くなることはあっても良くなることはありません。何より、無理をして耐えること自体がストレスでしかありません。ママや子どもが頭痛や吐き気を感じたらやるべき対処法を紹介します。
◎肩こりが原因の場合
小さな子どもなら肩こりを感じることはあまりないですが、心配なのはママの方です。そこで、肩こりによって頭痛や悪化して吐き気をもよおす場合の対処法は以下の通りです。
◎ストレッチをする
テレビやネット、本などで紹介している肩こりの人向けのストレッチをしてみましょう。接骨院に行けば、整体師がストレッチの方法を教えてくれることもあります。
子育て中は、抱っこや女性一人で重い荷物を持つことによって肩には相当の負荷がかかっています。理想的なのは運動ですが、子どもが小さいうちは外で運動することも難しいものです。そこで、肩を回したり、普段使わない筋肉を使ったストレッチをすることで体がほぐれて血行が良くなり、肩こりの改善が期待できます。
マタニティヨガをしていた人は産後ヨガに挑戦するのもおすすめです。これなら家でもできますね。
◎あたたかいお風呂につかる
夏場はシャワーで済ます人も多いですが、ぬるま湯でいいのでお風呂につかるのもおすすめです。血の循環が良くなります。
◎目をあたためる
スマホの見過ぎや仕事でのパソコン作業などで目を酷使したためにくる頭痛なら、まずは蒸しタオルなどで目をあたためてみましょう。私のおすすめは、「あずきのチカラ」です。レンジで温めるだけですぐにでき、小豆の香りでリラックスできます。温め過ぎたら「キケン」の文字が出るので安心して使えますよ。
◎姿勢を意識する
猫背になりがちな人や姿勢がよくない人は、正しい姿勢を意識してみましょう。普段座っているときや歩いているときなど、毎日取り組むことが大切です。ポイントは、分かりにくいかもしれませんが、天井から頭がつられているようなイメージです。
お腹に少し力を入れることも必要ですので、それが難しければそもそも腹筋を鍛える必要があります。歩くときはモデルさんのように、一本の線の上を歩くイメージでまっすぐ先を見ていくようにするだけでも違います。
◎疲れや睡眠不足の場合
疲れや睡眠不足が蓄積されたことによって、身体の症状となって出てきているわけですのですぐには治りません。まずは、まとまった休息をとることが必要です。親やシッターさんなどに子どもをみてもらっている間、少しでも眠りましょう。
不眠になっている場合は、単純に睡眠不足だけが原因といえない場合もあります。カウンセラーや精神科に相談する方法もあります。
◎ストレスが原因の場合
子育ては思うようにいかないことも多いので、マイナス面にとらわれてしまうと心身の不快症状につながります。また、感染症などにより予想外のことが起きた場合にも、子どもでもストレスを抱えてしまうことがあるものです。
シングルマザーの場合は、両親の離婚自体が子どものストレスになり頭痛や嘔吐などの症状が出てしまうことがあります。
あるカウンセラーによれば、心の状態を整えるためにはまずは生活を整えること、そして好きなことをするなどしてリラックスをすること、最後に家族とのコミュニケーションや誰かに困ったことを相談することが大事だそうです。
人に頼ることが恥ずかしいと思ってはいけません。今は、祖父母以外に身近に子育てを支えてくれる人がいない時代です。そういった状況が母子の孤立を深めているのです。悩みや不安なことがあれば、子どものことなら教育機関、シングルマザーならではのことなら、NPO法人やカウンセラー、子育て全般のことならネットや子育て支援センターなどに相談しましょう。
ちなみに、筆者が住んでいる大阪府では、カウンセラーを通じて相談窓口を紹介してもらえます。
「LINE相談」大阪府教育センター
「すこやか教育相談24」0120-78310(24時間相談無料)
「すこやかホットライン」(子どもからの相談) 06-6607-7316(平日9:30~17:30)
各都道府県に、こういった相談窓口があるので、ちょっとでも気になることがあれば電話をかけてみましょう。
~おわりに~
ストレスや疲れなどの度合いは、実際に症状が出てから気付くことが多く、それからではもとに戻すまでに時間がかかることがあります。実際に私も、産後ストレスによる不眠から吐き気、起きていられないほどの症状が出て、内科では対処できず精神科でみてもらったことがあります。
時間がかかったけれども、元の生活ができるようになりました。頭痛だけでなく吐き気まで症状が出てくると、子育てどころか日常生活まで支障をきたします。ストレスはため込まず、吐き出せる相手を見つけておき、人に頼ることも大事だと知っておいてください。
産後や子育て中は運動不足にもなりがちなので、ストレッチをして肩こり解消も心がけておきましょう。スマホの見過ぎや、長時間同じ姿勢を保つことはなるべく避けてくださいね。
(文/ゆー 編集/シンママStyle編集部 画像/123RF)
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カテゴリ:美容・健康
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