• HOME
  • 支援制度・節約術
  • シングルマザーの子育て期には死亡保障が必要?ライフステージに合わせた必要な保障とは?
305

シングルマザーの子育て期には死亡保障が必要?ライフステージに合わせた必要な保障とは?

シングルマザーのみなさんが考えなければならないことの一つに自分自身に万一の事があった場合の保険があると思います。働けなくなってしまい収入を得られなくなったときのためにも、備えは大切です。今回は、シングルマザーの皆さんのライフステージ別で、どのような保障を付けるべきかについて説明していきます。

(1)マイナス金利で貯蓄型保険の魅力が低下している?

 thinking-272677_960_720

2016年より、日銀は史上初となるマイナス金利政策を実行に移しました。そもそも、民間の銀行は日銀にお金を一定以上預けなければならず、その預けられたお金のうち定められた額を超える分には我々民間人が銀行に預けたときと同様に利子が付きます。マイナス金利というのは文字通りこの金利がマイナスになるということで、これによって民間の銀行は日銀にお金を預けておくと損になってしまいます。これによって、日銀に預けていたお金を別の企業や個人に貸すようにするための政策です。

では、保険とマイナス金利にはどのような関係があるのでしょうか。マイナス金利が実行に移されることによって、預金口座の金利や、国債の金利などが下がります。保険会社の多くは、会員から集めたお金をただ保管しているだけでは利益があまり得られないので、万一の場合支払える金額のみを残し、他のお金で証券等の商品を購入しその利子で利益を上げています。一般的には、最もリスクが低いとされている国債を購入します。貯蓄型保険の場合、一度に多くお金を預かるため、その貯蓄分は投資に回されることが多いです。しかし、国債の金利が低下すると、預かったお金を運用してもあまり利益は得られなくなります。一方で、貯蓄型保険は預かる金額が多い分保険金も高いので、保険会社にとってはリスクが大きいです。こうなると、保険会社にとって貯蓄型保険は、リスクは大きいが利益はあまり多くない、というものになってしまい、利率を下げたりして、魅力をなくし貯蓄型保険の顧客数を減らそうとます。

このような理由から、現在の貯蓄型保険の多くにはあまり魅力がない状態となっているのです。

(2)若い人は公的制度をうまく使って貯蓄を優先すべき?

 5245

まだ子どもがいないという方は少ないかもしれませんが、たとえばまだこれから子どもが生まれる予定である、といった場合には公的制度を上手に利用して、将来のための貯蓄に回すことをお勧めします。子どもが生まれると医療費や食費は当然増えますし、さらに将来的には教育費の負担がとても大きくなります。また子どもがいることで時間的制約も増え、収入が少し減ってしまうかもしれません。そのような場合には、できるうちから少しでもお金を蓄えておくことが大切です。

年齢が若い時は大きな病気をする心配も少ないうえ、健康保険に加入していれば医療機関にかかることがあっても自己負担額は多くても3割と、さほど大きい負担ではありません。また、大きなけがや病気をしてしまっても、高額療養費制度という、高額となってしまった医療費の一部を負担してくれる制度があります。病気やケガのリスクが低い中で、健康保険料とは別にさらに医療保険などの保険に加入するメリットはあまり多くはありません。従って、若いうちは健康保険など公的な制度を上手に活用して、追加で保険に入らず、その分の保険料を貯蓄に回すというのが賢明な選択でしょう。

(3)子育て期には死亡保障を

 5205

子どもが生まれ、シングルマザーとなった時には、保障の内容は充実していたほうが良いでしょう。死亡保障などもしっかりしていたほうが良いです。もし万一のことがあったとしても、保険金を子どもの将来の教育費などに充てられるようにしておくことは大切です。また、大きなけがや病気をしてしまい、しばらくの間働けなくなってしまった場合も、自分の入院費がまず多額となる上、子どもの食費や教育費などを普段通り払い続けなければいけません。収入がもともと少なく、貯蓄もあまりできないシングルマザーの家庭において、十分な保険に入っていなかった場合入院費も休業中の生活費も払えなくなってしまう可能性が高いです。そのため、働けなくなってしまったとしても子どもを養い続けるために、子育てをしている時期には少し保険料が高くなってしまっても保障内容が手厚いタイプの保険に入ることをおすすめします。

(4)生命保険で相続対策?

 534

また、生命保険の中には相続対策として活用できるものもあります。貯蓄型保険を上手に活用することができれば、相続の対策となります。貯蓄型保険とはお金を貯蓄しながら、万一の際は保険金も受け取れるというタイプの保険です。貯蓄型保険には、学資保険や個人年金保険、終身保険などがあります。こういったタイプの保険は、貯蓄分も保険料に含まれるので保険料は高くなりますが、被保険者が亡くなった際には、そこまでの貯蓄分を含んだ分の保険金が支払われます。この時、貯蓄型保険の保険金には相続税がかからないので、相続税の節税となります。しかし、これはあくまでも保険適用期間内だけの話で、一度貯蓄型保険に入って、満期を迎えて貯蓄分が返ってきてしまうと、現金としての個人の財産になってしまうので相続税が課税されてしまいます。そのため、相続対策を行う場合は、終身保険に加入することがおすすめです。

(5)最後に

 5183

最近は保険の種類も実に豊富にあり、いったいどれを選ぶのが正しいのか迷ってしまうことも多々あるかと思います。そんななかで、自分に必要な保険は何なのかをしっかりと見極め、必要以上の保障をつけず、最低限の保険料で安心に生活できるように工夫してみると良いでしょう。