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美味しいサンマの塩焼きをさらに美味しく食べるには!?

秋の味覚、というと真っ先に思いつくのはやはりサンマ。そもそもなぜ秋のサンマはおいしいのか、いつから秋にサンマを食べるようになったのか、そして、どんな工夫をすればさらにサンマをおいしく焼くことができるのか、ということはあまり知られていません。今回は、これらのポイントについて説明していきます。

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秋の味覚、というと真っ先に思いつくのはやはりサンマ。そもそもなぜ秋のサンマはおいしいのか、いつから秋にサンマを食べるようになったのか、そして、どんな工夫をすればさらにサンマをおいしく焼くことができるのか、ということはあまり知られていません。今回は、これらのポイントについて説明していきます。

(1)なぜ秋のサンマはおいしいの?

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なぜ秋のサンマはおいしいのか

一言で言ってしまえば、それはサンマの旬が秋だからです。旬の食べ物がおいしいのは至極当然のことですね。

ではなぜサンマの旬は秋なのでしょうか。

サンマの生態的な性質

サンマは、季節が変わるごとに海を移動します。日本で取れるサンマの多くは、太平洋でとれるものが多く、年間を通して太平洋を移動しています。サンマは、まず春の始まり頃になると太平洋を北上していき、動物性プランクトンが豊富にあるオホーツク海などの北の海で成長します。たくさんプランクトンを食べ、脂がのったサンマは、北方で産卵をした後、秋頃に日本列島に沿って南下を開始します。その後、サンマは南下する際のエネルギーとして蓄えた脂を使うので、南下していくにつれ脂は落ちてしまいます。冬頃になって、南の海につく頃には、すでに旬の時期は終わってしまっています。そして、春になるとサンマはまた北上をはじめ、同じサイクルを繰り返していくのです。

このように、秋頃に北海道・東北から関東沖にかけてとれるサンマは、たっぷりとプランクトンを食べた直後であるため、一番脂がのっていておいしいというわけなのです。

(2)秋にサンマを食べる伝統はいつから?

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サンマを秋に食べるという習慣はいつ根付いたのでしょうか。まずはサンマの語源から見ていきたいと思います。

サンマの語源とは

一諸説ありますが1つ目は、サンマは細長い魚であるためもともとは「狭真魚(さまな)」と呼ばれていたが、これが発音の変化や音便約などによって現在のようにサンマと呼ばれるようになったという説です。現在では、この説が最も一般的かつ有力なものとなっています。このほかには、昔「三馬」や「馬」、「サウマ」、「サムマ」、「イソムマ」などと呼ばれていたものが、前と同じく発音の変化によってさんまに変化したという説、そして、サンマは大きい群れを作って泳ぐという習性があるので、大きな群れを意味する「サワ」と魚を意味する「マ」がつながり「サワンマ」となり、こちらも発音の変化でサンマとなったという説が存在します。

サンマを食べる伝統はいつから

サンマ自体は古くから知られていたと推測できるような記述が古い書物からも見つけることができるものの、実際によく食べられるようになったのは江戸時代中期ごろです。江戸時代も、初期ごろにはサンマは低級な魚であり食べるようなものではないと考えられていましたが、江戸時代初期ごろから紀州沖でサンマの漁が本格的に始まり、江戸時代中期ごろには一般町人が好んで食べるようになりました。

その後、裕福な町人にもサンマは広まり、現在のように秋の味覚として楽しまれるようになりました。しかし、武家などの上流階級の人々は、やはり低級な魚であるとして口にはしなかったと考えられている。その後、明治時代になるとますますサンマを食べる文化が広まり、このころには「サンマ」という呼び名も定着し、現在と同じ「秋刀魚」の漢字が用いられるようになりました。

(3)おいしいサンマの焼き方

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サンマをおいしく焼くためのコツについて説明していきたいと思います。

おいしくサンマを焼くためにも、まず材料を選ぶことはとても大切です。

新鮮なサンマの特徴は、頭から背中にかけて盛り上がっている部分があるもの、黒目の周りが透き通っているもの、おなかが固いもの、身に厚みがあるもの、そして尻尾をもって立てたときに曲がらずに一直線に立つものです。

おいしいサンマの焼き方

サンマを焼く前にまずは片栗粉入りの塩水でサンマを洗いましょう。

この時の濃度は、水1リットルに対して塩大さじ2杯、片栗粉大さじ1杯くらいを目安にするとよいでしょう。

こうすることによって、サンマのぬめりも臭みもよりよく落とすことができます。

しかし、洗いすぎるとうま味も落ちてしまうため、なるべくサッと洗うことがポイントです。

そして、焼く前にしっかり水分はふき取り、焼き始める10分前に塩を振っておいて、同時にグリルも温め始めておきましょう。

そして、サンマの身に十字の切れ目を入れておきましょう。この切れ目をつけておくことによって、火が通りやすくなります。

下準備が終わりいよいよ焼くときには、強火でしっかりと、裏表5分ずつ焼きましょう。

(4)塩焼き以外のサンマ以外の食べ方

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サンマといえば塩焼きというイメージが非常に強いものの、グリルを使うと後片付けが面倒、ほかの料理でも使うのに匂いが残って嫌だ、という方も多くいらっしゃることでしょう。

もちろんサンマもほかの魚と同様に、塩焼き以外の楽しみ方ができます。

サンマの南蛮漬け

一般的にはアジなどを用いることが多いですが、サンマの脂も南蛮漬けの味付けにはぴったりです。

サンマの揚げ物

あまり聞くことは多くないかもしれませんが旬の時期であれば十分においしく楽しめます。

サンマの炊き込みご飯

旬のサンマの良い香りとちょうどよい脂分が効いて、ご飯が進むこと間違いなしです。

(5)最後に

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サンマについての様々なことに関して説明してきましたが、いかがでしょうか。塩焼きはもちろん、それ以外の楽しみ方も試してみて、秋の味覚を存分に楽しんでみてください。